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病という恐れ [治病]

ずうっと病気と付き合ってきて思うことは、
病気であるということが実に様々な恐れを誘発するものであるということです。
それは、具合が悪くなることへの恐れとか、
それによって他の誰かに迷惑をかけることの恐れとか、
こうした自分自身の恐れだけではなく、家族や身近な人々の恐れも誘発します。
家族にとっても具合が悪くなることへの恐れはあります。
時にこの恐れはそのことをコントロールできない自分や相手への怒りとなって表現されることもあります。
私は子供の頃結構ないじめに遭っていますが、当時は理由のわからなかった理不尽ないじめも
この病に対する恐れが原因となっていたものがある気がします。
外見上は自分たちと変わらない、
けれども教師などが特別な配慮を持って接する時のある異質な子供への
やっかみと病という理不尽なものへの恐れが、いじめという行動に掻きたてたのではないでしょうか。

二十代後半に倒れた時に私が1番気をつけたことは、自分を責めないようにすることでした。
病気というものは身体の普通と思える機能に障害をもたらします。
昨日できていたことが今日できないという事態に見舞われることがあるのです。
こういう時にどうしてもこれまでのようにできなくなった自分への怒りや自己嫌悪を持ちがちなのです。
けれどこうしたネガティブな感情は、さらに自分を悪くする要因ともなります。
幸いにも私は倒れて寝たきりになった時既に、
病気と心(感情のあり方)について書かれた書物に出会っていたので、
自分に毒づくマイナスになる感情を意識的にコントロールすることができました。
この自己を責めない態度がやはり、その後の回復の仕方に大きく影響したと思います。
誰に話しても私が陥った状況からなぜ立ち直れたのかと驚かれるのです。

ベッドの中で寝返りさえ痛みで自由にならない毎日は、焦りと怒りの毎日になりかねませんでした。
私は天井の木目をひたすら睨みながら、この気持ちをどこに向けるか考えた時に思いついたのは、
コンピューターゲームでした。
焦りと怒りをひたすらゲームの中でのみ意識的に消化するように仕向けました
これを意識して行なっているか無意識でゲームをしているかは大きな違いを生むと思います。
無意識では、ゲームの結果如何ではますます自己焦燥に駆られることも考えられるからです。

別にゲームでなくてもよいわけです。
映画やコントをひたすら見るというのも一つの方法です。
ただし、この時に観るものは、結末がハッピーエンドであることと、
大いに笑えるものが必須条件です。
笑いには病を癒す具体的な力があります。
私達が笑う時、体内で病気に対する抵抗力を持つホルモンが生成されるからです。

たいていの病は、私達から笑いを遠ざけてしまいます。
それは病が重症であればあるほど顕著です。
これは知らず知らずに自分を回復から遠ざけている行為になります。
又、病気である時私達は様々な理由から人と交わることを避けようとしますが、
その人が属する社会や他者との隔離もますます病気を悪化させる元になります。
よく、具合の悪い子が学校に来てみんなと騒いでいる間に治るというのがあります。
子供は大概大人よりもハートのエネルギーがオープンですから、
簡単に他者とエネルギーが交わりエネルギーが引き上げられ身体のエネルギーも回復するのです。

こうしてみると病とは実に功名に私達をさらなる病に向かわせる恐れを持っているのです。

今、病と向き合っている皆さん、どうか病を恐れる気持ちを手放しましょう。
たとえどんな種類の病でも、それはあなたの魂から発せられた生き方を見直すチャンスです。
例えばそれは食事の内容を見直すといったことや心癖を直すといったものまでいろいろですが、
必ずあなた自身からのメッセージを持っています。
あなたの魂が発したメッセージに耳を傾けてみませんか。
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