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下着のストレス [ボディケア]

私は二十代の頃、ランジェリーフィッター又はボディコンシェルジェと呼ばれる仕事をしていました。
これらは下着によって体をつくる補正下着の見立てをする仕事です。
当然下着は大好きです。
その大好きな下着を思うように買えないストレスをここのところは感じていますが、
補正下着というと値段がバカ高いイメージで捉えている人が少なくありません。
しかし、私が売っていたのは輸入下着で国産のブランド物とたいした違いはありません。
国産は確かに安いものならブラとショーツのセットで¥1,500位から買えるので、
これらから見ればちょうど一桁違いますが、
その程度ですのでワ○ールやトリ○プと大きくは変わりありません。
けれども、これらを買わないのは身に着けた時のストレスが違うからです。


そもそも大方の日本人はランジェリーとファンデーションの違いを
理解されていないのではないでしょうか。
ランジェリーは、ショーツやスリップ、キャミソール、テディ等がここに分類され、
ファンデーションは、ブラジャーやガードル、ウエストニッパーが分類されるのです。
お解かりかと思いますが補正下着は、ファンデーションに分類されるものなのです。
これらは、ファンデーションの名の通りに自分の肌の一部として身につけられるのが理想です。
つまり、身につけているときにストレスを感じるようであってはならないものなのです。
しかし、現実はいかがですか?

私はなで肩の為にいつも肩紐が落ちてしまってそこにストレスを感じます。
ブラジャーを国産品で身につけていた時はワイヤーがあたってストレスを感じていました。
さらには歩いている間にショーツが後ろ側だけずり落ちてしまうからストレスでした。
上記三つのうちワイヤーの問題以外は私の生まれ持った体型が原因ですので、
私自身に改善の仕様がない話です。
これらの問題が、あるショップとの出会いで改善されました。
主に輸入下着を取り扱う、その後に私の勤務先にもなったお店です。

ショップのオーナーは小柄でアンダーバストは60cmなのに、胸は小玉スイカ並という
今時アニメやマンガのような体型で、下着で苦労していたことをきっかけに、
独自で下着を学んでショップを原宿に持つに至った方でした。

肩紐の問題は下着の紐の位置を改善することで解消し、
ショーツの問題は、デザインを選ぶことで解消、
ワイヤーの問題は、実は国産品の特徴であることが判明しました。
問題の解決した下着を身につけてみて初めてこれまで感じていたストレスを逆に実感したのでした。
私がこの仕事に従事していた頃より国産の下着も随分学んでかなり良くはなってきているけれど、
通販のカタログなど見ていれば、まだ多くが一目で体にあっていないデザインなのがわかります。
この体にフィットしない下着を使い続けていれば、体形を崩すことになるのです。
体型は骨格的な要素ですから変わりませんが、
補正下着で補正できる体形は脂肪の形だから簡単に変わるのです。


補正下着のブームが起こり、詐欺まがいの訪問販売が横行したので、
補正下着というとボディスーツを想像する方も少なくありませんが、
私が上記の分類にはボディスーツをどちらにも入れなかったことにお気づきでしょうか?
ボディスーツ又はスリーインワンと呼ばれるものは、サイズが合ったものを身につけていれば
確かに補正下着と呼べます。
しかし、既成のスリーサイズに合う人は実はそんなに多くはありません。
単品のブラジャーでさえも前述のオーナーのように既成のサイズでは合わない人も沢山います。
この時にカップにサイズを合わせて選び、アンダーは出したりカットしたりすることで、
体にフィットさせることにより脂肪の移動を防ぐことができます。

ボディスーツは無理矢理既成のスリーサイズに当てはめようとするために、
かえって体形を崩す要因ともなる微妙な要素の多いものなのです。
一部の間違ったものが横行してしまった為に、日本の中で補正下着は
正しい地位を築くことが出来ませんでした。
しかし、補正下着の本来の姿であるファンデーションに戻れば、
身につけていてストレスのない、しかも体形をきれいに保つことを助けてくれるものなのです。

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