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歌による癒し [音楽]

音楽が人間の心と身体を癒すということに異を唱える人は少ないでしょう。
少し前にモーツァルトの楽曲がアルツハイマー等様々な症状に効果が見られ、
モーツァルト療法なるブームまでみられました。
この場合の癒しは、曲に含まれる旋律に鍵があると言われています。

さて、歌の場合はどうでしょう。
こちらの癒しの背景にあるものは複雑です。

まずその歌詞の内容に癒されるケースが上げられます。
この場合は、心に響く内容が個人個人で違うので、1番統計も取れないパターンではないでしょうか。
学校唱歌やオペラ、演歌、民謡、ポップス、ロックとなんでもありです。
私の場合、ここであげられるのはU2の「with or without you」になります。

次に歌い手の存在があります。
あなたの好きな歌を他の人が歌っても癒されるというならそれは最初のケースなのかもしれません。
歌詞や曲の良さのみにあらず、この人が歌ってこそという場合は、
その歌い手のもつ存在があなたを癒しているのかもしれません。
多くの人の心を慰めた歌手としてあげられるのは、日本人なら美空ひばり
世界でならカレン・カーペンターでしょうか。
この2人は、歌手としては多くの人から愛されていたけれど個人として
愛に満たされていた人ではなかったと思うのです。
けれど、その身の内に秘めた飢えが人をひきつけるエネルギーになっていた気が私はしています。
心からの愛を欲する人々が無意識のうちに共感して慰められていたのではないでしょうか。

また、歌い手の魅力として「声」という別の要素があります。
好みの声というのが個人個人であるとは思いますが、こうしたこととは別の
人間を魅了してやまない声の持ち主というのが世の中にいるようです。
歌手ではありませんがこのタイプの代表がアドルフ・ヒトラーだと言われています。
彼の演説テープを科学的に分析しての結果のようです。
特殊な揺らぎの旋律が人間に対するリラックス効果があるとされ、
彼の話し方の抑揚が独特でこの揺らぎが定期的に出ているために、
聴衆は彼の声をもっともっと聴いていたくなっていただろうと分析されています。
こういう声は誰でも出せるわけではないようですが、
やはりプロの方々の中には日本でも何人かはこのような声の持ち主が確実に存在するようです。


ここまでは、聴くことによる癒しの話でしたが、聴くのみにあらず歌うことも癒しになる「声」があります。
その「声」を発声すること事体が自分も他者も癒すことを可能にする「声」です。
リラ・ヴォイスとしてこうした「声」を研究しているグループもあります。
私達は一人一人固有のヴァイブレーションを持った存在です。
その自己の存在の核とも言うべきエネルギーの質を変えることなく発声した「声」は、
あるがままのパワーをもった「力」なのです。
「声」は大きなパワーを持った癒しのツールともなるのです。

でも、こんな難しいこと考えなくてもいいんです。
私達は歌うという行為によって気道を広げ、
喉のエネルギーの通りをよくすればハートからのエネルギーも流れやすくなるのです。
ですから、大きな声を出すことがストレスの発散にもつながるのですね。
ただし、この場合喉をシャウトさせる歌は逆効果になるのでご注意くださいませ。
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