大逆転のうつ病治療 [うつ病]
届いてから今日まで焦らずじっくり読ませていただきました。
菊地一也さんの書かれた本です。
そんなに難しくは書かれてはいませんが、
薬についてなど、私には専門外のお話も多いから、
読み流さないようマインドではなくハートで受け止めて読むことを心がけたのです。
そして、「やはり!そうなのだ。」というのが、
一番の感想です。
何が?と思われるでしょうが、
私の少ないうつのクライアントの対応例と、
このブログを訪問くださるブログ仲間でうつの方々に対する所見で、
感じていた共通項が、書かれていたのです。
特定の感情についての抑制、
それは私がうつの方々に感じていたものでした。
何故押さえ込もうとするのか、
そんな必要はないのだといってもなかなか聞き入れられないものなのかもしれませんが、
感情というエネルギーは表現すること、外へ出すことが大切なのであって、
別に対象者にぶつけることは左程に重要ではありません。
感情をコントロールしようとすることが、先ず問題なのだということに、
この本の読者は気がつかせてもらえるでしょう。
薬についての大きな間違いについても、うつ病の人のみならず気がつかれることと思います。
患者のみならず、医師、製薬会社、いろいろな立場の人にむけて、
優しいメッセージがいっぱいの本です。
そして、私も改めて自分の仕事を見つめなおすチャンスともなりました。
私は自分を心理が専門のセラピスト(治療者)と、カテゴライズしています。
それは、一般のセラピストと違い身体の面倒はみないからです。
ただし、エッセンスのリーディングの依頼を受けて、出てきたものによっては、
身体への注意も促させてもらっています。
自分のしてきたことの重要性に改めて気がつかせてもらったのです。
この本は、自己のマインドのパターンを手放すことが可能なら、
表紙の写真のように暗闇の中に差し込む希望の光となることでしょう。
関連する過去記事
心の病は精神科の不思議 http://blog.so-net.ne.jp/emerald-heart/2009-06-23
マインドは感情の働き?精神の働き? http://blog.so-net.ne.jp/emerald-heart/2009-05-24
こんにちは♪
凄く興味深い本です!
是非じっくり読んでみたいと思いました。
特定の感情についての抑制…
何故抑えこもうとするのか…
いろいろ気づかせて頂けそうです。
読みたいっって、真剣に思いました。
探してみます!!!
by aqua (2010-04-13 19:47)
プチうつの時があります。たしかに あるパターンになると、本当の自分の声を抑えつけてますね。それは子供の頃からの習慣になっていて、絶えずつきまとっています。
読ませていただく価値ありですね!
by Shield-Dolphin (2010-04-13 19:56)
aquaさん
書き込みありがとうございます。
今回の本はAmazonだけでなく、書店でも入手可能です。
ただ、品切れが続いているという事態は発生しています。
すぐに見つかりますように・・・。
Shield-Dolphinさん
押さえ込む感情というのは、人によって違います。
問題なのは、その感情を押さえ込むという行為そのものなのです。
習慣的になっているとまで気がついてらっしゃるのに、
何故止めないのかに気づけるといいですね。
by A・ラファエル (2010-04-13 20:33)
ご紹介いただきありがとうございます!
この上ない書評をいただき、感謝いたします。
>マインドのパターンを手放すこと
とても大事なことですね。
あるパターンを続けるということは、こだわるということ。
かたくなだということです。
感情をコントロールしようとすることの危うさを、
多くの人に感じとっていただけたら、嬉しいです。
by 菊地一也 (2010-04-13 21:02)
菊地一也さん
感情のコントロールが必要だとしたら、
それは感じているものを表現しつくす努力だと私は思っています。
多くの読者が心の暗闇の中に光を見つけられることを
願ってやみません。
by A・ラファエル (2010-04-13 22:57)
興味深い本ですね。
感情のコントロールについて読んでみたいと思いました。
仕事にも役立ちそうです。
by ruriy (2010-04-14 09:02)
ruriyさん
感情をコントロールしようとすることで何が起きるのかがわかる本ですね。
by A・ラファエル (2010-04-14 13:13)