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親から譲り受けるもの [親と子の葛藤]

来週に予定が幾つも入ってきて、忙しくなるので、
本日慌てて髪を切りに行ってきました。

行ってきたのは原宿にあるお店で、
もう20年越しのお付き合いの所です。
某風俗営業の業種がかの国にはばかって名前を変えたために、
同じ呼び名になってしまいましたが、こちらは店名です。
二十代の頃の私は人並みはずれてボリュームがあり、
一見ではわからないけれどもパーマがかかりにくいほどの癖っ毛のために、
美容室選びには泣かされていました。

キレイにしてもらったのもつかの間、自分で髪を洗うと、
お店で見たようにはセットできないことなんてしょっちゅうだったからです。
これは癖の強さで後から長さが不揃いになってしまうからでした。
さらに何故かわからないけれど、当時は他人に髪を触られると
背中がむずむずして落ち着かないというのも、
悩みのタネでした。
こんな私の悩みを全部解決してくれたのが、このお店だったのです。

担当者は従業員から店長へと変わっていますが、
不思議とあそこのお店にいる人達には触られても平気だったのです。

この強い癖っ毛は母から譲り受けた髪質です。
生前母は「どちらの美容室でセットなさっているの?」とよく訊かれていましたが、
自前でした。

私に母ほどのファッションへの根気があれば、
パーマをかける必要は一度としてなかったでしょう。

髪を切り、地毛の色に合わせてカラーリングしてもらいました。
2年ぶりの黒髪(?)です。
しみじみと鏡の中の自分の髪の色を眺めてしまいました。
ハイアーセルフは、
「黒に染める」は、相変わらずNOですが、
「地毛の色に合わせる」は、OKでした。(笑)


来週が忙しくなると言っても1つも仕事ではありません。
観劇とバレエ鑑賞で三日間が埋まり、
この他に母その二の手術があります。
病院を見舞うことは一切お断りと、お達しが出ておりますが、
病院に付き添う娘(私の幼なじみ)の代わりに、動く必要があるかもしれない、
待機要員になるからです。
治るために行われる手術とは違いますが、
結果が関わる全ての人にとっての最善になることを祈っております。
バレエは母その二の孫のひとりが、昨年プロとしてバレエ団に入団、
そのデビュー公演がひとつと、
その彼が大学時代に立ち上げたバレエ・サークルのOB・OGの公演です。

あの家庭環境でよく頑張ったと私は思っています。
過去記事にあるように母その二は、
「反対されたくらいで止められるものなら止めればいい」という考えの持ち主。
その人に育てられた幼なじみもそれなりのものがあります。

でも、私は思うのですけれど、
才能は反対されて(否定されて)伸びるものではなく、
反対されても育つのは根性だけではないのかと・・・。


私達は好むと好まざるに関係なく、
親から様々なものを譲り受けて生きています。
そのどれもに沢山の学びと恩恵がそこにはあるのです。
嫌だったことも「しょーがない」と笑って受け入れられる自分になれたことが、
ヒーリングを進めてきた私の喜びかもしれません。





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