バース・トラウマ(誕生時の傷） [ヒーリング]
バーストラウマの重要性については、過去記事で何度かとりあげてきましたが、
今日は、改めて取り上げてみようと思います。
実は人によってはバース・トラウマが人生最大のトラウマであると、
表現する者もいるくらい重要視されているものです。
なぜなら、ここでのトラウマは解消されるまで人生に影響を与え続けるからなのです。
バース・トラウマは大なり小なりすべての人にあります。
この世に生まれてくるということは、簡単なことではないのです。
このトラウマが小さいと、人生のストレスそのものが少なくてすみ、
大きいと生きることそのものが困難なものになるといわれています。
つまり、難産で生まれてきた人は、普通に生きていても
分娩が楽だった人よりも生きることそのものがしんどく感じているのです。
水中出産で生まれてきた子供は笑いながら生まれてくることがあると、
専門家が言いますが、その他の分娩ではあまり聞かない話ではないでしょうか。
暗い子宮で育ち、暗い産道からでてきた子供には、
分娩室の明かりが明るすぎてもストレスとして残ることが確認されています。
私は呼吸法のワークでリバーシング(再誕生)を経験していますが、
この時に、自分が産道を通っている時に見た映像を思い出しました。
それはもう苦しくて私は必死の思いで外を目指していました。
無事、生まれることができた時の喜びはとても大きなものです。
しかし、この時のワークでは何かわからない悲しみが私を次に襲いました。
このワークを終えた私は左右で高さが違っていた骨盤の歪みが、
三ｃｍほども修正されていました。
その後、オーラソーマのコース参加中にこの悲しみの正体が判明しました。
出生のその時には、病名は判明していなかったけれども、
明らかな奇形のある赤ん坊を初めてその手に抱く私の両親は、
子供が生まれた喜びよりも今後の不安がいっぱいの気持ちだったので、
抱かれた私にそれが伝わり、ショックだったのです。
「あんなに頑張って生まれてきたのに、喜んでもらえない。」と。
バース・トラウマを解消するだけで、生きることそのものが楽になったり、
抱えていた感情的トラブルが解消したり、
身体的症状が消えるケースもあります。
バース・トラウマは、なかなか劇的なヒーリング・ポイントなのです。
解消の仕方としては、
これを専門に取り扱っている人のワークショップに参加してみるもよいし、
フラワーエッセンスのテーマをここに定めてプロに調合してもらって飲むのもいいでしょう。
また、ヒプノ等退行催眠のセッションを受ける方法などもあります。
バース・トラウマの解消は方法は重要ではなく、
適切にこのことが解消されることこそが大切な話なのです。
★2009-04-13の記事の再掲載
美しい内容に驚嘆しました！
私も出生時の問題がその後の人生に影響を与えると思います
要点は全ておさえられていると思いますし
癒しの本質に触れた気がします
＞バース・トラウマは、なかなか劇的なヒーリング・ポイントなのです。
トラウマと聞くと悪いことのように考えがちですが
そこから癒していくことができるということに
感銘を受けるのです
by 菊地一也 (2009-04-13 09:35)
菊地一也さん
最近は安易な意味でトラウマという言葉を
使用しているのを耳にしますが、
仰るように悪いこと、嫌な体験のような感じで捉えられている方が、
ほとんどだと思います。
しかし、どのような深刻なトラウマも癒すことが可能なのだと
実感していることです。
by A・ラファエル (2009-04-13 10:12)
以前、ヒプノセラピーをしている方のホームページを覗いたことがあります。
そこで興味深かったのは、催眠状態になった時に、憑依現象が影響することもあると書かれていたことです。
催眠状態で語られる言葉が、本人の無意識から来るものなのか、憑依したものの語ることなのかの判断が難しいという点に、なるほど～、と思ったものです＾＾
by ＳＫＹ ＣＲＵＩＳＥＲ (2009-04-13 10:49)
SKY CRISERさん
ヒプノは本人が何をしゃべっていたか覚えていますから、
本人が感覚の精度を上げていれば、
トラブルは防げるものだと思います。
某雑誌で連載されているヒプノのセッシヨン（実話）でも
憑依したケースというのは、何度か取り上げられています。
憑依現象は本人にも責任のある話です。
セッション自体には何も問題はありません。
by A・ラファエル (2009-04-13 12:41)
バース・トラウマ・・・・・、
なんとなくわかる気がします。
どんな子どもであっても、愛情をそそいでいきたいです。
by swm104 (2009-04-13 16:15)
swm104さん
はい、とても愛情深い両親だったと思います。
でも、両親がショックを受けるのも自然な話です。
ましてや、現在の常識では、
抱いている相手に伝わるという認識はないと思います。
知らないために傷つけてしまったにすぎない話です。
私は何故いつも両親の愛情を自分が疑っていたのかが、
このことを通して解消されました。
by A・ラファエル (2009-04-13 16:24)
なかなか現実社会では話しを出来ない内容に、丁寧にコメントを返して戴き、ありがとうございます＾＾
憑依というところまで話しが行きますと、それはもう、自分が最初にブログを始めるキッカケとなったジャンルの話しになってしまいます。
SkyCruiserの名で語る内容ではないことを承知の上、ついついコメントを差し挟んでしまいましたことをお詫び申し上げます。
これからは、一般的なコメントを入れることにしますね＾＾
by ＳＫＹ ＣＲＵＩＳＥＲ (2009-04-13 17:45)
SKY CRUISERさん
謝る必要など何もないです。
ご心配なく、これからもコメントくださいませ。
ただ、記事の趣旨と思いっきり外れたところに
ポイントがあったのと、
ヒプノを知らない方に先入観を持たせてはいけないかと思い、
ちょっと強い返しになってしまっているかもしれません。
私自身は他称霊能者ですから
このブログでも心霊ネタは平気で書いてます。
まったく問題ありません。
by A・ラファエル (2009-04-13 18:53)
母は24時間程陣痛に苦しんたそうです。そりゃー大変だったそうです。
私は相当外に出たくなかったみたいですが、自分が出産した時は一時間くらいしか苦しまなかったのですよね。
母の亡くなり、その直後に授かったことに気が付いた子でした。
ヒプノは2回ほど受けた事がありますが、その頃に抱えた問題に直結した過去を見ました。それ以後、その次元の悩みから解放されたように思います。というか悩みがないかも・・・
by ゆき (2009-05-03 12:25)
ゆきさん
これはとっても微妙な問題なのですが、
ハタから見て大変な状況でも、本人にとっては当たり前で
大変な状況に自分がいると気がついていないことって結構あります。
大方の人は気がつかない悩みや問題にわざわざ意識を向けて
解消しようとはしません。
このような場合、本人が気づいて何とかしようとしだした時が、
癒されるべきタイミングになります。
悩みがないことは、素晴らしいことと思います。
けれど、悩みがないこと＝癒しが不必要 ではありません。
>一時間くらいしか苦しまなかった
いいですねぇ、うらやましがられるような出産体験ですね。
by A・ラファエル (2009-05-03 20:06)
とても興味深く読ませていただきました。
私は産婆さんが取り上げてくれました。安産でしたが、父は男の子を欲しがっていたので
がっかりしたと思います。
それが理由で、両親の愛情をずっと疑ってきたのかなと思いました。
ヒブノセラピーで前世を見るというのに参加した事があるのですが、正直あまり見えませんでした。
by えみ (2014-06-24 22:24)
とても興味深い内容なので、自分のブログでも自分なりに考察させていただきました。
http://haruusagi816.blog.fc2.com/blog-entry-6094.html
私の場合は結構複雑な要素が重なっている気がします。
明確に記憶に残っているトラウマもありますし、ほぐすのは大変だろうな、と
自分でも思うのですが…。それでも生き辛いと常に感じていることは
確かなので、出来れば専門的に手がけておられる方とお話してみたいですね。
心がけて捜してみたいと思います。
by はるうさぎ (2014-06-25 10:26)
えみさん
ヒプノは、他の過去記事で書いていますが、
インナー・チャイルドを一通り癒して、
バース・トラウマを癒すことで初めて前世が出てくると、
私は伺いました。
いきなり、前世をヒプノで知ろうというのは無茶なのです。
見ることが出来なかったなら、インナー・チャイルドや
バース・トラウマを先に癒す必要があるのではないでしょうか。
はるうさぎさん
ブログ読ませていただきましたが、
あなたが思っているほど難しくはありません。
正しいステップを踏んで解消すればいいだけです。
他者から観て簡単と思っていることを本人は大事のように捉えている
これこそ、バース・トラウマの影響による
ストレスを大きくしているというケースかもしれませんね。
by A・ラファエル (2014-06-27 16:14)