インナーチャイルドのワークを進めていくと、時々自己の親のエネルギーのありように気づき、
驚かされることがあります。
どうしても無条件の愛がわからないという嘆きや叫びを聞くこともあります。

あなたが、傷ついた子供時代をすごしたというのなら、
殆どの場合、ご両親そのものの子供時代が痛々しく、傷ついたものであるでしょう。

人間は学んだものしか与えられない、教えられないという側面があるので、
親であるその人が、無条件の愛を知らない育ち方をしていたなら、
その人が子供にそれを与えることは、出来ないのです。

つまり、インナーチャイルドが傷ついている親は、
子供のインナーチャイルドも傷ついたものにしか、育てられないのです。

これは、とても哀しい負の継承です。

このマイナスの継承を断ち切るのは、
自己が傷ついていると気がついた者が癒されることでしか叶いません。


親なんだからしっかりしろといいたくなる人もいるかもしれませんが、
その傷ついている人間を自己が学ぶのに最適と選んでこの世に生まれてきた私達に、
親を責める権利はありません。

良かったら、自分のインナーチャイルドと一緒に親のインナーチャイルドも癒してみてください。
反応の仕方が変わってきて、親との会話も楽しくなるかもしれませんよ。
これは、イメージで相手のチャイルドをハグし続けるだけで可能なワークです。
目の前にいるいい年の大人をハグするよりかは、はるかに楽なことでしょう。