本屋さんに気になるタイトルの本が並んでいました。
「長生きしたけりゃ肉は食べるな」若杉友子著 幻冬舎刊という本です。
実際その通りと私も思うのですが、どのような観点で書かれているのかを、
ざっと目を通してみました。
同じ著者の本が数種類並んでいたので他のにも目を通しました。
著者がすすめるのは食養それも一汁一菜の粗食のすすめ、
さらには玄米菜食の薦めでした。

マクロビの創始者、故桜沢さんの教えを基本にしているようです。
牛乳も私が過去記事「乳癌あれこれ」で書いたように、
搾乳されている乳の中のホルモンの状態のことも含めて、
飲まないことをすすめている。
給食で牛乳を飲み始めたら女の子達がおりものに悩まされるようになったという体験談は、
貴重で衝撃的な話とも思えます。
私の世代はすでに牛乳にまみれた生活をしていましたから、
飲まない状態の話を知らないわけです。

著者のアドバイスに従って体調が良くなった女性、
不妊から脱した女性達がいるようです。
なかには癌が消滅した人も・・・。
ここで、タイトルにあるこしけの問題なのですが、
こしけとは、今でいう「おりもの」のことなのです。
最近はナプキンがいろいろ発達してきて、
おりもの専用のものまであります。
女性が快適に過ごせるようになったとみれば、いいことのように思えますが、
これが売れる裏にあるのは、
健康だと思っている女性の子宮が健康ではないことを実は物語っているのです。
こしけのしけは時化のことで子宮の中が荒れていることを表す言葉だったらしい。

下着をつけずに暮らしていた昔の日本人女性たちは、
健康な状態ならおりものさえ出なかったということです。
出るのが普通と認識していたら大間違いだと著者はいうわけです。
さらには、子宮が元氣でさえあれば、
妊娠や出産は軽いと実例付きで紹介、
説得力に満ちています。


マクロビオティクスは20代の頃に私は少しかじったことがあり、
実践して体調はよくなっていったけれど体重が40kgを切りそうになり、
家族の大反対にあって中断したことがあります。

当時なかなか理解できなかったのが、野菜の陰陽の区別でしたが、
若杉さんの本では、栄養素のカリウムとナトリウムによって陽と陰を区別していて、
わかりやすいです。
さらには調理器具にもいろいろ言及されていて、
私もまだまだ見直しが必要なことを実感いたしました。

ダイエット・コンテスト終わったらもう一度食の立て直しを根本的にしようという
気分になりました。


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