我が家には「シャンパンクリスタル」と、呼ばれる特別なクリスタルがひとつあります。
路子が六本木にあるクリスタルショップで店長をしていた時に
出会い、購入したもの。
正直あれ以後一度もこう呼ばれるクリスタルを見かけたことはない。

外見上は、かすかにスモーキーであること以外にはとりたてて特徴がないように思える
このクリスタルの何が特別かというと、
見かけよりも重いところが特徴で、
比重がほかのクリスタルとは違います。

鉱山で、これがみつかった場所は、
必ず良質なクリスタルが沢山採れる鉱脈であるという。
不思議なことに1ヶ所で1本だけこういうのがみつかるという。
つまり、これがみつかった鉱山は、宝の山であるわけで、
お祝いのシャンパンを開けるそうな。

これゆえに、俗称として山師達に「シャンパンクリスタル」と、
呼ばれるらしい。

1つの鉱山で1本だけとは、珍しいはずですね。


私はこのクリスタルからは、
「豊穣」のエネルギーを感じます。
実際の所、私の所には、クリスタルが集まってくるのも確かで、
私の部屋はクリスタル好きにはたまらない宝の山でもあるのです。

明け方の地震で、このクリスタルが箪笥の上から落ち、
入れ物は粉々になってしまいましたが、
このクリスタル自身は、私がめんどくさがって片付けていなかった洗濯物の山に
キャッチされ無傷でした。

この他のクリスタルも、地震で壊れるということはこれまで1度もありません。
そんな様子を眺めていると、
やはりクリスタル達は大地から切り離されても地球の一部であることを
私は実感するのです。