今週金曜より新宿でミネラルフェアが開催されます。
いっぱいの石を見ることができる上に、通常よりは安く仕入れることができる貴重なチャンスです。
 
このようなイベントに顔を出す業者は信用第一ですので、毎年来ているところほど心配はありませんが、
中には偽者やまがい物が混じっていることもありますので、購入には知識と眼力等が必要です。
一般の小売店で最近気になるのは
キュービックジルコニアジルコンと表示して販売しているケースです。

この二つは、宝石の王様ダイヤモンドの模造品として扱われる点では同じですが、
決定的に違うのはキュービックジルコニアは人工石であるのに対して、
ジルコンは天然石であるというところです。

 
宝飾の世界には人工宝石というものが、ある程度価値を認められています。
天然石で作ると価格が高すぎて一般には売り物にならなくなる可能性を下げている宝飾品の数々は、
手軽なファッションとして多くの方々に楽しまれているのではないでしょうか。
そうした人工宝石もその内容は様々です。
私はリンデンスターと呼ばれる人工のスタールビーを持っていますが、
この石は含有成分などを天然石と同じにして科学的につくられた物で、
作成時に大きさは変化させられても色調はすべて同じになるようです。 
デザインにあわせて同じ大きさ同じ色の石を天然石で揃えるのは簡単なことではありませんので、
石に手を加えることはヴィクトリア女王の時代にも行なわれているのが
アンティークジュエリーに見ることができます。
需要と供給のもとに発展してきた作り物の宝石をまがい物の一言でくくれるものではありませんが、
ヒーリングの観点で視てみると、天然石と人造石の間には埋めようがないほどの違いがあります。

私は見た目はきれいでもキュービックジルコニアに惹かれたことはありません。
私は、ほとんどの人造宝石からパワーを感じることがないのです
しかし、パワーストーンショップなどにはいくつかの人造宝石が堂々と並んでいます。
茶金石や紫金石、チェリークォーツといった名前で売られているものがそうです。
これらのものからパワーを感じる人がいるのかもしれないので、これを否定する気はありませんが、
天然石であるジルコンと人造石であるジルコニアのパワーはまったく違うものなので、
ここの表示があやふやなのはすごく気になってしまうのです。

ジルコンはハートのエネルギーをシフトさせることができる数少ない宝石です。
ハートに溜まったネガティブなエネルギーをポジティブなものに変換してしまう
偉大なパワーを持つこの石は宝飾の世界では
ダイヤモンドの模造品という価値しか見られなくなっていますが、
古代の聖職者が祭祀の時には胸につけた石としての歴史を持っています。
ダイヤモンドよりもその光り方が柔らかい所が、私のお気に入りでもある石です。