前回の記事を書いていて「あれっ?」と思ったのですが、
心の病は病院に行くなら精神科にかかるのが通常だと思います。
まぁ現代は心療内科というのも出来てはいますが・・・。

これって日本人的な混乱なのでしょうか?
心と精神が同じものになっているように感じるのですが。

よく、「心が弱い。」なんて言葉を使いますが、
この場合大抵、感情的になりやすいとか、根性がないとかいう人を指してませんか?

凄く、変です。

感情的になりやすい人は、エモーショナルボディ(感情体)が
ある意味で発達している、ここが活発な人です。
根性がないという人は、意志が弱いということ、
メンタルボディ(精神体)が未発達で、不活発であるということです。

二つを比較するなら一方が強ければもう一方は弱いことになりますが、
これらは比較する必要のないものです。
感情も豊か、精神も強いという両立のありえるものです。

心(ハート)は精神(メンタル)とは別物です。
精神の働きはマインドです。
ですからマインドとハートはまったく別の働きをしているものです。

ここを一緒くたにしたままで治療するのでは、
なかなか治らないはずだと思います。
できましたら、感情体は感情体で、
精神体は精神体でアプローチを分けることが最善だと考えます。

私達セラピストも感情を取り扱うのが得意な人と
マインドを取り扱うのが得意な人に分かれるほどに
全く別なものであるからです。