心理学的見地として、家族との関係はその人の社会における人間関係の縮図ともいえます。
父親にたっぷり愛情を注がれた娘は、無意識に自己が男性に受け入れられるという
自信を持つことになります。
反対に父親があまり娘をかまわずに育てると、男性に嫌われるもしくは、
拒まれるという意識を潜在的に持つのです。
これは息子なら母親との関係が同じ様に影響します。

また、同性の親との関係性は、同性の人との関係性に、
影響しやすいのです。

女性のよくあるパターンとして、
「私、男には好かれるんだけど、女友達とは上手くいかないんだよね。」
というのを伺いますが、こういう場合多くは母親との関係性がよくないのです。

もちろん例外も存在します。
でも、圧倒的な数でこの図式に当てはまる人が多いようです。

家族との関係性はこれほどにも、大きな影響を与えるものなのです。
ですから、家族に受け入れられなかった子供は、
自分に自信を持つことや自分を大切にすることの大事さが
なかなか身につけることが難しくなってしまうのです。
人間は大抵社会を見る基準が家族の価値観から始まるからです。


しかし、どのような難しい関係性の家庭に生まれ育とうとも、
本人が目覚め、自己の確立を目指すことは可能だと思います。
生きている限り、癒され新しくスタートを切ることはできるのです。
私達を幸せにするのは、自分の価値観がいつでも幸せの鍵を握っているからです。