ヒーリングの現状に様々な形で影響を与えているものに法律があります。
現在、ヒーリング製品のほとんどは、輸入されています。

前回のクリームの時にも少し書きましたが、
当然、税関が国の定めに従って内容をチェックします。
クリームが薬として輸入されるなら、我が国の定めた一定水準の項目を満たさねばなりません。
これにはこういう目的に使用されるならAという成分が5mgははいっていなければ・・・といった
非常に細かい規制が存在するのです。
また、輸入された後の販売も薬局扱いになってしまいます。

オーラソーマのボトルは、身体に塗るものですから化粧品扱いで、
一定数以上の国内への持込には、薬剤師の資格を持つ者でなければ出来ません。
イギリスの本校でボトルセットを買うと日本国内より断然安いからと
買って帰ってくる人達が以前はいましたが、
個人輸入の規制数の問題で現在はこれができなくなりました。
ボトルはハーブで出来ていますので、ものによっては科学的証明も取れているほどの
薬効を持っていますが、扱いが化粧品ですので「効能」をうたうわけにはまいりません。
バッチなどのエッセンスは食品としての認可をとって輸入しているから
飲用使用が出来るのですが、薬の扱いではないので
やはり、「効能」とは口に出すことがはばかれるし、
クライアントの状態にエッセンスを合わせることも私達は薬剤師ではないので
「調合」という言葉の使用が厳禁とされています。

一方、オーラソーマプロダクツのエッセンス類は、身体につけることは認可されていても
我が国では、食品の認可をとっていないから飲むことはタブーになってしまいます。

セッションも私達はカウンセラー扱いにはならないから、カウンセリングとはいえません。


どうでしょう、実に様々なことが法律によって規制されているのです。
特にオーラソーマはこれらのことによって発展の方向性が歪んでしまったとも
考えられるほどです。
素晴らしいヒーリングシステムとプロダクツの数々が、
その性能の素晴らしさを口にすることも出来なくなっているのです。
私がプラクティショナーになって十年の月日が経ちましたが、
このことによるオーラソーマの社会的地位や存在は、向上が益々難しくなっています。
これは自分自身の今後の方向性にも影を落としているのです。