子供の頃住んでいたI市は、米軍基地のある町です。
東京のなかではものすごい田舎な町だったと思うのですが、
基地がある位なので、それなりに戦闘はあった場所なのか、
自宅の隣に拡がる田甫には防空壕の名残という穴も存在していました。

山には横穴式住居を後に修行場とした弁天洞窟と呼ばれるものも残っていて、
古くから人が住み続けている土地であることが伺えます。

こういう土地柄だったせいか、私は夏のこの時期、
毎年弱っていました。
霊感を封じていた頃は自分が何故こんなにダメージを受けるのか、
わかっていなかったのですが、
母の死後、力の封印が解除されるようになってきて、
この時期の町は幽霊の過密状態になることがわかりました。
それこそ数え切れないほど、うようよいたのです。


独り暮らしを始めた現在住んでいる土地も、戦争時には空襲にあった場所らしく、
近所にある官舎の公園はたまり場で、
公園なのに薄暗い、あまり長居したくない気持ちになる場所でした。
ここへは越してきてすぐに結構大がかりに除霊をしてしまったので、
快適に暮らしています。

戦争関連の者は、戦後50年位を境にずいぶんと鎮まってきたのではないでしょうか。


憑かれるというのも、波動による引き寄せですので、
戦争にフォーカスすることもなければ、
死者に同調する負の感情などが無ければ、
そうそう拾ったりもしなくなります。


私は自己のヒーリングを続けることで、自分の波動を高め、
低いものに同調してしまう自分の体質改善を図ってきたと言ってもいいでしょう。
最近では、拾いものをすることはなくなりました。
近年出る霊障は、ほとんど前世絡みになりました。

おかげでこの時期を穏やかに過ごせるようになったのです。