久しぶりに何かクリスタルのことを書こうとしたら、
自分のことを書いて欲しいと名乗りをあげた石がいました。
そのくせ、写真に撮られるのは嫌だと拒否します。

こんなわがままな石が、グリーン・サファイアです。

何年か前のミネラル・ショーで一目惚れして購入したのが、
我が家にはおります。
小さいものですが、タンザニア産の非加熱のルースです。

その繊細な美しさに、私の目は釘付けになりました。


マルチカラーの石であるサファイアのなかで、
宝石としては人気がないのがグリーン・サファイアです。

色がキレイで透明なものは少ないらしいのですが、
私の持っているのはこれでいうと稀少なものになるのかもしれません。

グリーンをあらわす石は、並べて癒し効果があると言われます。
ですから、グリーン・サファイアもそのようにも言われる石です。
では、どんな癒し効果があるのかというのをネット・検索したら、
なんだかそこに書かれていたのは、
癒し効果というよりもまるで私個人のことでも書いているのかと思いたくなるようなものを
見つけてしまいました。
それを読んでいると、成る程私とシンクロする部分のとても多い石なのがわかります。
ほかのヒーラーやセラピストのように自ら進んで癒しを率先して与えない、
徹底した個人主義を貫くという石で、私が一目惚れするのも道理なのです。

パワーストーンが好きな人々に実に多くいるのが、
石の力に依存している人々です。
依存してしまっているからこそ、石のパワーがすかすかになるまで、
使ってしまうということをやらかすのです。

グリーン・サファイアは、相手の持つ力を信頼しているからこそ、
すぐに働き出すというようなことはしないのだという。

後からじわじわ働くのはこの為のようです。


一般的には石は、持ってすぐに効果を表すものがほとんどです。
ですから、手にとって何も感じないとしたら、
その石とあなたは相性が合っていないということが考えられます。
ところが、グリーン・サファイアの場合は、
こうした普通とは違った反応で、持ち主を癒す石ということになります。

ちょっとへそ曲がりなこの感じも、実に私に似ていると思う石でした。