物心が着いた時すでに、生まれ育った家庭が、
金銭的に苦しんでいたり、
両親の仲が悪かったり、
両親が忙しすぎたりと、
何らかのトラブルを抱えていたりしていると、
そういう家庭で生育することは、
ネガティブな観念を私達に植え付けます。

このネガティブなものが存在するのが、顕在意識だけの場合は、
本人が幸せになることに努力を向ければ改善されますが、
大抵の場合、潜在意識や無意識に植え付けられています。
こうなると、顕在意識では幸せになりたいと思って努力していても、
その奧にある意識では幸せになんてなれないとか、
どうせ自分はこうなんだといった、
ネガティブなエネルギーを抱えたままでいるので、
現象は、奧にある意識に反応します。
ですから、顕在意識だけで幸せになろうと努力しても、
結果をなかなかともなえないのです。

さて、生まれ育った家庭が平和な状態でなかった人は、
簡単に言ってしまうと幸せな状態を知らない人です。
これゆえに、現在の状態が苦しくても、
今まで経験したことのない幸せな状態になることを、
知らないからこそ恐れてしまうのです。
マインドは知らないものを恐れるように出来ているためです。

すると、幸せになりたいと思っていても、
マインドは初めての状態になることを恐れるために、
その人が本当に幸せになるための道に歩み出すことを邪魔してしまうのです。
理由は、恐いからです。

幸せな状態を知っている人には、何を馬鹿なことをと思われるかもしれませんが、
波乱続きな人生、多難ばかりを経験してきた人には、
こんな状態はよくあることです。

このような人々は、幸せになりたいとは言っていても、
なかなか幸せになるとは言い切れないのです。

幸せになりたい状態は、幸せになっていないということなのですが、
これまたなりたいという状態に宇宙は反応します。
結果、なりたいという状態を継続させてしまうのです。

真に、結果に違いを創りたかったら、
潜在意識も含めてポジティブな完了形になることが必要なのです。