ネットのニュースで、現在ガンとの闘病中の方が、
病院の食事でご飯(米)の量が減らされていたので、
大盛りにしてもらうよう頼んだというのを知って、喜ぶどころかショックを受けている人々がいます。

何故、ショックを受けるのかと言えば、
ガン細胞は糖質を食べて成長するので、
食事療法を取り入れる場合は、糖質制限が必要であり、
これには消化の過程でブドウ糖に変化する炭水化物も摂食に制限が必要となるのです。

こんな基礎知識も知らされない闘病をしているのかと、ショックを受けたのでしょう。
闘病中の方のブログからニュースに書き起こした人も、
食欲は落ちていないということを喜ばしいこととしてのみ捉えているようなので、
すごく微妙という気分に私はなってしまいました。

何が微妙かと言えば、詳細がわからないからです。
私はご存じのようにテレビを持たない観ない生活をもう12年続けていますから、
渦中の闘病患者については、ほとんど何も知りません。
何処の病院に入院中かも知らないのです。
そして、病院が癌患者のための糖質制限を取り入れた食事療法をしているかも知りません。
ちなみに、1年前より胃がん闘病中の父に対しては、
これはまったく実行されてなかったのは知っています。
手術後の最初の食事はおもゆからスタートしてましたから、
炭水化物の制限なんて必要性も考えていないメニューでしょう。


人間食べられるということは、幸せなことです。
母の時も食欲があり、食べたい物が食べられるうちは元氣でした。
癌の治療が続く日々のなかで、内臓が食べ物を受け付けなくなってから、
やはり、気持ちが落ち、体力も落ちるという悪循環が始まりました。
ですから、私は食べたい気持ちがあり、食べられるうちは、
食べたほうがいいとも感じています。

実際の所、食事療法も効果があるのは、路子を見ていたから知っています。
ただ、人間数年に渡る食事制限は、制限しなければならないものが好物なら、
続かないものです。
人にもよるものでしょうがながく保っても3年くらいでしょうか。
食べたいものを我慢すること事態がストレスにも繋がるので、
私は摂食制限をすることは、おすすめしません。
ストレスは、免疫力の低下に繋がるからです。

要は、体内の糖価をコントロールをすればいいわけですので、
好きなもの我慢せずに食べて、タヒチアン・ノニを飲むほうが楽だと思います。
このほかのコントロールの仕方としては、毎日8時間睡眠を摂ることや、
継続的な運動をすること、
食事の順番に気をつけることなども効果的なのです。
(参考 http://www.age-sokutei.jp/life/)


マクロビオティクスではガンは身体が「陰」に傾いているときに発病すると考えていますので、
陰性の食べ物を制限することを薦めているのが見受けられます。
「陰性の食べ物というと肉・魚はほとんどこれになりますので、
ヴィーガンになれといっているようなものですね。
でも、人間には絶対必要な必須アミノ酸があり、短期ならともかく、
数年に及ぶ長期のヴィーガン生活は、これまた老化を早める、
肉体にストレスを与える生活になってしまいます。
ですから、ガンの闘病としてベジタリアンになるなんてことは、
やはり推奨できることではありません。

食べられる物は美味しくいただくほうがいいのです。


私は何を食べるかよりもどう食べるかのほうが大事だと思います。
ただ、発病に繋がりやすい食の偏りがなかったか、
原因となる心的ストレスを感じていたかといったこれまでの生活スタイルの見直しのほうが、
大事なことだと思います。


よろしければこちらも参考までにご覧ください。
乳癌あれこれ→http://emerald-heart.blog.so-net.ne.jp/2009-09-14