ブログをしていると様々な思い込みというものを垣間見ることがあります。

例えば他者の文章を読む時に、
自己の中にある思い込みと重なるキーワードがあったりすると、
思い込みの部分が働いてしまって相手の書いている内容を
正しく理解できなくなってしまいます。
そして、ちょっとポイントがずれたままコメントされていたりするのを見かけるのです。

この思い込み「観念」というものは、結構厄介なものです。

以前私が受けた自己啓発セミナーのトレーナーがある日突然、
心臓発作に倒れ生死が危ぶまれました。
皆の必死の祈りが通じて生還した彼が語ってくれたのは、思い込みの話でした。

彼は勝手に自分の人生ここまでというラインを引いて生きていたそうです。
しかし、そんなことは遠の昔に忘れ果てていたのですが、
そのラインを引いていたのが、発作に倒れた年令だったことを思い出したそうです。


私の母方の祖母は48歳、母は47歳、母の従兄弟が46歳で他界しています。
これを知った時に、自分も45~46際で死ぬのではと、恐怖しました。
実は姉も同じ恐怖を感じていたそうです。
姉は無事この年齢を通り過ぎましたが、
やはり、この年齢の時に様々な体調不良に見舞われました。
私はまだこの年齢には達していませんが、問題なく過ごせることを確信しています。
なぜかというと、この思い込みを解除してしまっているからです。
こういうものを変化させるのがヒーリングでもあるのです。

先に紹介したケースより姉が軽い問題で済んだのは、忘れていなかったからです。
意識にそれがあって常に自分は生き延びることを選択し続けることができたからです。
顕在意識で忘れても潜在意識は覚えているから、
自分に対する決め事として先に紹介した彼は一度死を経験しました。
けれど、実際にその年齢になった自分としては、「まだ、死ねない。」と思い直したのでしょう。

思い込みというものは時に自分を殺すことも出来るのです。


同じ思い込みなら、自分を幸せにする思い込みを持ちたいものです。
例えば、「大丈夫、すべてはうまくいっている。」というように。