「今年の新春の番組は面白そうなのがない。」
そんな声をちらほらと聞きました。
そこで、普段出かけないところに初詣に行ったという方も・・・。

私は、テレビを持たない観ない生活になって八年近くが過ぎようとしています。
で、生活から消えてみてその存在への依存度というものが良く解かります。
この生活の始めは、何とも落ち着かないもので、
私はラジオに頼っていました。
友人がよくラジオ番組のパーソナリティを務めることがあったので、
元々よく聞くほうだったのです。
数年が経ち私の心が癒され落ち着くにつれ、
ラジオも必要なくなりました。
でも、最初は好きなアーティストのCDを流しっぱなしでした。
現在は、日常には何も必要ではなくなりました。

聴きたい時に聴きたいものを聴くだけの生活になったのです。


何かに依存して気持ちを支えている人は、
その相手がいなくなった時にバランスを崩してしまい、
悪くするとそのまま大きく転倒してしまうこともありえるのです。
私は、過去において愛犬が他界した後に、
不安神経症のような状態に陥り、
自分の状態がいかに不安定なバランスであったかを自覚いたしました。

このことに関する過去記事    http://blog.so-net.ne.jp/emerald-heart/2008-06-08


テレビや音楽、特定のアーティストやペット等の存在に
無意識にも依存している方々は、
自覚のないまま喪失の事態になると、
いきなり自己の問題が浮上してきてパニックする人も少なくありません。

こうした体験を経て、
初めて、依存を手放し、自分の足で立って生きるという
グラウンディングの大切さを自覚する人は沢山いるのです。