三次元の世界では、年齢という歴然としたものが存在していますが、
魂の生まれ変わりということを考えると、肉体だけの年功序列が通用しないことが在ります。

先日の「古い魂」の回に書いたように、
私は地球文明の始まりから関わる古い魂であるのと反対に、
実は現在の生が地球での初めての経験という魂もありえるのです。

これらは極端な話ですが、各個人は己の成長の目的があり転生をしているので、
転生を沢山繰り返した魂の持ち主と転生が比較的少ない魂の持ち主が現実には存在します。

数秘学や四柱推命では、1から5を若い魂といい、6から9を錬られた魂とみることもあります。
この考えで言うなら誕生数9の持ち主は全てを経験してきた締めくくりの人生のタイミングなのです。

このようなことを日常では、深く考えることも必要ではないかもしれませんが、
三次元上の肉体年齢と魂の年齢が逆の場合、葛藤が生まれやすくなります。
親よりも子供自身の魂の年齢が高い場合、
子から見て「親のくせに至らない人」のように見えてしまうのです。
このような場合、子が親に親らしく振舞う、子の望むほどの親振りを親が発揮するのは、
先ず不可能であることを理解しなければなりません。
何故なら、親であるその人は、子供である者より魂の経験値が少なすぎるからなのです。

この親と子が逆転したパターンで生まれてきた者は、
その関係性から自己が学ぶべきものがあるから、その両親の下に生まれているということを
思い出さなければなりません。

親と子の心情的立場の逆転した、子が大人になって親の至らぬところを赦す必要性もあるでしょう。
残念ながら私達の世界は、親達自身も理想とする親に恵まれなかった者が圧倒的なのです。
しかも、親達の方が確実に物にも社会的にも恵まれてない時代に育っているのです。
私達は、子供のほうが常に進化した存在になれる可能性を持って生きているのです。


是非、親をジャッジして「親でしょう!?」と責める心を手放して、
親と関わることを始めてみてください。
きっと、見えなかったことが見え始め、
親との関係性が変化するのを感じることと思います。