火曜日は動物愛護推進員の仕事で小学校に行ってきました。
どこの小学校に行っても思うことなのですが、
子供達は動物に触ることに飢えているのですね。

これにはいろいろな側面が考えられます。
先ず、ふれあうことに飢えている、
動物との関わりに飢えている、
愛を注ぐ相手に飢えている、
無償の愛に飢えている・・・等々。

子供であってもひとりの人間ですから、
他の存在と受け取るだけでなく、与えることもしたい、
相手と一方的だけではない交流をしたいのです。

動物達は自分のありのままにそこにいることで、
多くの子供達に愛を与えてもいるのです。
これは、無条件の愛に通じる姿です。
ですから、いうことをきいてくれないということを体験することもあるでしょう。
人間側の要求に常に従う姿は、
コントロールが入っているので条件付きの愛になってしまうのです。


「私を好きなのだったら、私のいうこときいて当たり前」ということを、
堂々と主張する女の子が世の中に増えた気がしますが、
それで得られるのは条件付きの気持ちでしかなく、
そのような相手の態度はエゴは満たしてもハートを満たすことはないでしょう。
結果、自己の内側の渇望はますます悪化していくのです。
これを満たすために何を手に入れても、
真に満たされることはありません。

ですから私達は、もので自分を満たすことや
他者をコントロールすることを手放すことを始める必要があるのです。


人生の早くにこうした本物のふれあいと交流がもたらす体験は、
その後の一生さえも変える可能性があります。
ですから、私はもっと真剣に生き物との共生を考える社会になって欲しいと願うのです。