私には何人かネイティブアメリカンの過去世をもつ知り合いがいます。
彼らは穏やかで友好的な人が多いです。
そして、不思議なことに背後にネイティブ・アメリカンの霊がついているのです。

私はあまり守護霊とか視ない人なのですが、
こんな私にわかるほどその存在は濃厚です。

こうした背後にいる存在の感情は、守られているその人にも影響をもたらします。
同族意識の強い文化を持っていた彼らは、
先ず同じ一族、次にネイティブ・アメリカン全体、という感じで信頼を示す傾向がみられます。

私は、千年以上もこの国にのみ転生を繰り返していますから、
シャーマニックな文化背景を持つ、彼らとは別の民族という捉えられ方をするようです。
ある一定の敬意をもって接してくれるというそんな感触があります。
けれども、別の世界の人ですから同じ土俵には立たないというような、
見えない壁を感じることがよくあります。

これは私の心癖がもたらすものなのかと悩んだ時期もありました。

でも、やはり背後についている存在自体の心が救われていないことが、
大きい気がするのです。
彼らの場合、一族を越えて集団的な霊団となっているのが、
さらにやっかいに思えるところです。
大体何故、彼らは日本人に転生したのでしょう!?
そこには、白人を赦せないでいる心が見え隠れしているように思います。


自分に慣れ親しんだ世界以外の考え方、捉え方、
一定の世界からの変化しか受け入れられないのは、
ハートがオープンになってないということです。
守護霊のハートが閉じていて、同族以外を信頼できないで生きるのは、
それは大きなチャレンジと言わざるを得ません。


昔、ホピの前世をもつ知人の持っていたネイティブのことについて書かれていた本にあった言葉を、
私は今も覚えています。

「虐めをする者は、前世で虐められたことがある人です。」


彼らの教えの中には、目には目をのような好戦的なものはありません。
だから、自分が次には強者的な立場になるという発想はないのです。
虐められても虐める側には回らないというのは、立派と言えますが、
これは常に虐められる側になるということにも繋がり、
その魂の迫害の歴史は、何時終わりを迎えられるのかと、
私は疑問に思うところでした。