以前に私が癒されたマンガとして紹介した「JOKER series」が、
描き手を霜月かいりさんに変えて「JOKER REBOOT」として、
現在連載されております。

描き手としてどちらが好みかということは、ここでは置いておいて、
「JOKER series」が、全編を通じて貫いていた、
個人の幸福と命の尊厳というテーマは、
近年こそ多くの人が考えるべきテーマと思い、
この作品が再び世に出ることは、とても好ましく思います。

アクエリアスの時代を迎え、
人類は個性化というテーマと向き合うことになりました。
このテーマは「みんなと同じように」という学校教育を主軸にしてきた
日本人社会には、大きな亀裂を生み出しているように見ています。

私のように「他者と同じになんてなれない」ということを受け入れて生きている人間には、
この個性化の波はとても心地よいものでしかないのですが、
周りに併せて生きることを大切にしてきた人々には、
真反対のものを身につけねばならないわけで、
価値観の変容や人生への態度の変化も要求される変化の波を、
迎えているのですから、
かなりしんどい時代となっているのではないでしょうか。

まだアクエリアスの時代は始まったばかりで、
この時代のエネルギーを受けた魂の持ち主達も、
未だ成人もしていません。
心は敏感に新しい波に寄り添ったとしても、
社会は変化にすぐは追いつかないから、苦しむのです。


「何があなたの幸福か」
これを見つけるのはあなた自身の魂なのです。