長く患っている病気がなかなか快方に向かわない時があります。
病気にかかっている本人は、口では「早くよくなりたい」と言っていても
実はこんな時その人は病気であることのメリットを感じているのです。
この話はとんでもないと憤慨する方もいるかもしれません。
でも、人生に起こる出来事に不幸な側面だけを持つことはありえません。
人間の意識というものは複雑なものです。
オーラソーマ的に言ってしまえば、顕在意識という自分で知っている意識と、
無意識という自分の知らない意識があります。
病気に対するメリットはこの無意識の中に埋もれていることが多いのです。
では、どんなものがメリットでありうるのかをわかりやすい例で幾つか紹介しましょう。

両親が共働きであったりして日常子供のケアが行き届かない家庭の子供は、
すぐ風邪をひくなど病弱である場合があります。
これは具合が悪くなれば親の関心が自分に向けられるというメリットを
子供は無意識に感じているのです。
毎日自分の能力を超える量の仕事を抱えていた人が、
病気になり倒れてなかなか治らない場合は、
病気である間は働かなくてもいいと感じているからです。
こういう場合は、自分の能力に見合った量の仕事をするようにすること
(これは自己評価を下げることを意味します)や転職することなどはなかなか思わないものです。
私の場合は、障害を抱えているなら結婚しないことへの大義名分があるからでした。

このメリットは人様々なものですので、その人が自分の心と正直に向き合わなければ
なかなか見つけることはできません。

もちろん違うことで病気が長引くケースはあります。
病気が示す学びのサインを本人が学びきれていない時や病気が人生の予定調和(カルマ)である時、
もちろん与えられている治療が不適切なものであった時もそうでしょう。

様々な理由で人間は病気である状態を維持するのです。

神の一部である人間は、病気になることはありません。

私達が病気になる時というのは、自分の神性と分離した状態に他ならないのです。
ですから、この神性とのつながりを取り戻せば病気は自然快方へと向かいます。
それは現代医学では不治と言われるものであってもそうです。
毎日の瞑想の中で高次なる自分のさらなる上に存在する神なるものの自分と
アクセスが始まっただけでも違いは顕著です。
このつながりを瞑想時以外にもどれだけ維持できるようになるかが完治の鍵となります。

地球が今向かっているアセンション(次元上昇)についていくには、
人間が再び自らの神性とのつながりを取り戻すことが大切なのです。
その世界には病気はありません。
病気でいるメリットが無い変わりに、病気が無いメリットが広がる世界が待っています。