ヒーリングの現場では様々な音が使われています。
これは音楽以前のもの
純粋にただ「音」なのです。

わが国には古来より「鳴弦」という手法があります。
和弓の弦をはじくことで出る音が魔を祓う力を持っているのです。
陰陽道ですから中国あたりから来たのかと思いがちですが、
和弓の弦の音は、どう聴いても他の国の弓とは違うので、
わが国独特のもののように感じます。

神社の賽銭箱の上に鈴がついているのはご存知と思いますが、
皆様は神社で祈祷をお願いしたことがありますか。
祈祷の儀式も神社によって若干の違いがありますが、
多くは巫女さんが舞いの中で鈴を震わせているのを
目にしているのではないでしょうか。
岩戸開きの時に天宇受売命が踊った時、
手にしていた矛の先にも鈴がついていました。
この時の鈴が天河神社に伝わり神宝となっているのです。
昨日のブログの写真は、この天河神社の五十鈴のレプリカです。
友人はこの五十鈴の根付タイプのもので、
治療で身体から追い出したアストラル生物を分解しているといいます。
私が所持しているのは実物大のものですので威力も半端なものではありません。
しかし、その使い方がわからない人にとっては、ただの鈴でしょう。


一般によく使われるのは、チベッタンベルです。
瞑想の終了時に鳴らすことが多いのではないでしょうか。
この他に、チベッタンボウルやクリスタルボウルもあります。
最近では音叉とクリスタル、クリスタルボウルを掛け合わせて行なう手法も出てきました。
お寺の鈴もそうですが、これらは上手に鳴らすとその音の波紋が
肉体の中にさざ波のように広がりとても気持ちの良いものです。
中には「オーム」の音に近いものもあります。

「オーム」は、地球が発している音とも宇宙に満ちている音ともいいますが、
この音に同調できるだけで
奇跡のような癒しの恩恵にあずかれることと思います。