オーラソーマを学び、カウンセリングを学ぶその過程において
避けては通れなかったのが、トラウマもしくはPTSDからの脱出でした。
私が好むと好まざるとに関わらず、私のところには心の病としては、
結構重症な人が来るからでした。
勉強の途中、実は自分がPTSDなのだと気がついた私は眼からうろこでした。
私が理由も分からず苦しんでいた日常の自分の状態はPTSDだったのです。
わかっていたらこのこととは戦わなかったのにという自分でした。


通常オーラソーマでは病気を治すためのカウンセリングはいたしません。
オーラソーマもフラワーエッセンスも日本においては医療行為ではないからです。
しかし、私のところではクライアントがショック状態から脱け出せないでいる
エーテルギャップ(オーラソーマ独特の表現)状態であることを示す
ボトルセレクトをする人が多すぎるのです。
自分がプロとしてクライアントに向き合うなら、
「PTSDになっているから病院にかかるように。」では、話にならないのです。
セラピストやカウンセラーがいかに癒されているかは、
その人のもたらす癒しの幅に影響するものなのです。
知識だけでは癒せない難しさがこの世界にはあります。


私は結局、この件に関しては病院にかかったことはありません。
自分の勉強の為の課程で必要に迫られて飲んだフラワーエッセンスと
一斉に色変わりして向き合うタイミングを示してくれたオーラソーマのボトルと
ポマンダーワークと退行催眠で取り戻した記憶との複合的な癒しで、
ショック状態から脱け出したのです。


こうした体験から心の病と向き合う時に、
果たしてカウンセリングだけで治るものだろうかという疑問があります。
化学薬品は飲んでも今ある症状に対処するだけで、
症状の根本理由は解決しないからです。
やはりどのような症状においてもホリスティック(全人的)な見識と
アプローチこそが真に治癒へ導くものであると思えるのです。

文中のエーテルギャップについては、
興味のある方は、以下の過去記事をご参照くださいませ。

http://blog.so-net.ne.jp/emerald-heart/2008-04-02