過去記事「病気であることの利益」で書かれているように、
長く病気の状態が続き、快方になかなか向かわない時、
患者は病気であることからなにかの利益(メリット)を受け取っているのです。

そのメリットのなかに、変化することへの恐れがあります。


療養するために転職や離職をする人はいますが、
病気療養中である時に好んで就職や転職をする人はいません。

私達は病気を自己が変化しないための理由として利用しているのです。


ここでいう変化には成長することも含まれてきます。
様々なメリットのために、無意識によくなることを遠ざけてしまうのです。
このメリットを深く追求していけば、
自己のエゴへ、やがては心の闇へとつながっていることに気づくでしょう。
けれども、心の闇は嫌わなければならないものではありません。
この話は詳しくは次の記事に書かせていただくとして、
長く、何かの病気に煩わされている人は、
是非一度、どんなメリットがあるかをリストアップしてみて欲しいと思います。

きっと、意外な発見に結びつくことでしょう。


関連する過去記事

病気であることの利益 http://blog.so-net.ne.jp/emerald-heart/2008-04-25
癒されることへの抵抗 http://emerald-heart.blog.so-net.ne.jp/2008-11-13