金曜・土曜に父の希望で会津坂下に住む伯父のもとを訊ねました。
伯父は母の兄で、幼くして父母を亡くした母には父親代わりでもあった人です。
でも、すでに母が他界して三十年が経過するので、
毎年私はリンゴををいただいていますが、親密にお付き合いが続いているとは言い難い
関係になっていたのですが、父の心中はよくわかりませんが、
今回はこの旅行に付き合うことにして、行ってきました。

私が会津を訪れるのは、二十数年ぶりのことです。
一つ前の前世が会津藩の者だった私にとって会津は心の故郷です。
もっとも、母が育ったのは浪江であり、
会津が直接の田舎ではないのですが、
その会津に伯父は仕事で赴任して以来住んでいるわけですから、
なんだか細々と縁が繋がっている気分になります。

二十数年ぶりの会津ですが、ちょうど桜が見頃となっていて、
お城はすごい観光客で賑わっていました。

行くことが決まってすぐに、土地をヒーリングしました。
あの戦争からもう146年が経過しているので、
そろそろ私の顔見知りも全員次の段階に進むべき時だろうとも思います。
生まれ変わらずにここを守りたいという者の気持ちも理解できますが、
魂としては前進しないで止まってしまっている状態ですので、
そろそろ引導を渡す時期なのかもしれません。
今回の会津行きはしつこいほどに呼ばれて、私は行くことになったわけです。

でも、常に父と一緒に動いているわけですから、自由も利きません。
会津にお城があることも意識していなかった父を、
桜がキレイだからいい被写体になるといってお城に連れて行きました。
私の父は風景を専門に写真を撮るのが好きなのです。
そのお城でも、あまりの賑わいに、霊の気配を感じることは1度もありませんでした。
ただ、駐車場に止めた車の屋根の上に財布を忘れてきたと、
慌てて戻った父の財布が無事だったことに、
会津のみんなの私を守ろうとする気持ちの変わりのなさに、ほっこりするのでした。