今年、個人的目標がありマクラメ用の資材を仕入れたときに、
現在マクラメジュエリーとしては主流のワックスコード(ろー引きコードともいう)を
何色か購入していますが、
それで、ブレスを1本つくり、使用してみましたが、
悪くはないのだけれど、いいとは思えないその感触に、
ワックスコードを使って次をつくる気になりませんでした。
その後写真の作品にも使っているヘンプ(麻)コードが手に入ったら、
こちらは作っていても嬉しいのです。

ヘンプですから肌触りもいいです。

ワックスコードの特徴である焼き止めという手法が使えないために、
編み終わりに考慮が必要になりますし、
複雑な差し色は出来ません。
今のところ手に入ったのは、赤、黄、ナチュラルの3色だけなので、
石の色との合わせに頭を悩まされますが、
それでも、こちらで作りたいという気分になります。
どうしてなのかと、思っていたら、購入してあったマクラメの本に小さく、
ワックスコードの素材説明文が載っているのを見つけました。
ポリエステルに(ワックスがけ)してあるひも
なるほど、納得!でした。

ヒーリングに使われるクリスタル達は、天然素材でくるまれることを好みます。
布ならコットン、皮、シルク素材で作られた袋を喜びます。
反対をいうなら、合金合繊素材は、
ヒーリングの力が発揮されることを阻害する可能性があるということです。
コストや材質の関係で麻での小袋というのが、あまり作られないから、
出回らないだけで、天然素材の麻もクリスタル達はやはり好きなのですね。




手芸の本を出される人達は、ものつくりの専門家かもしれませんが、
私のようにクリスタルの専門家ではありません。
天然石ビーズアクセサリーにしても、
ワイヤーデザインジュエリーにしても、
マクラメジュエリーも、
作る人のことが優先のデザインであり、その資材も選ばれているものなのです。
私のように石が優先の考え方はしません。

私は石が好きだから、
いつも一緒にいられる方法として身につけるためのジュエリーにと、
作ることを考えていった人なので、
根本が違うのです。

私は金銭的に余裕があるなら、
絹糸で作ることも考えてしまうくらいなのです。

量産できる、コストの安い、お手軽感のあるものとは、
無縁のあるもの限りの作品群になりそうですが、
これが自分のものと胸をはれる1点1点を作っていこうと思います。