私が主に取り扱っているフラワーエッセンスのブランドは2種類あります。
バッチとオーストラリアン・ワイルド・フラワーエッセンスです。

バッチはフラワーエッセンスがこの世に生まれた最初のものかもしれません。
朝一番の朝露に濡れた花たちを摘み、
ミネラルウォーターを張ったクリスタルボウルに入れて、
登ったばかりの朝陽に数時間当てます。
花の種類によってはボイルするものもあります。

このつくり方を知った時、私はちょっとショックでした。
エッセンスをつくるために、花たちの命が犠牲になっているのです。

私と同じことを感じ、花を犠牲にしないエッセンスづくりを
目指した人達が世界に数名いらっしゃいます。

コルテス・エッッセンスの創始者コルテス氏もそうです。
そして、私のエッセンス使いの主流となっている
オーストラリアン・ワイルド・フラワーエッセンスも、花を犠牲にしない
つくり方をされています。
昨年、創始者の一人でもあり研究者でもあるカダンビ博士が日本に来日されました。
背の高い、スリムで美しさの中に知性を感じさせる方でした。

博士はエッセンスについて、人間について様々な研究を重ねています。
その1つにエッセンスの力は、花が持つものなのか植物そのものが持つものなのか
というのがありました。
ひとつの種の『花』以外の『葉』や『根』、『茎』と様々な場所から
エッセンスを作成したところ、他の場所からつくられたエッセンスには、
フラワーエッセンスにいわれているような効果が得られないことがわかったそうです。

まさに『花』の部分だけに、言われているような効果があらわれるのです。
花にはおしべとめしべがあり、次の世代に引き継ぐための
生命の営みが行われる場所ですから、その個体の中で
最もエネルギーが成熟した場所なのです。


私達が花に惹かれるのは、個として完成された姿をそこに
感じているからでもあるのでしょう。