先日、天気の良い日をねらって写真を撮りだめするために生田緑地まで
足を延ばしました。
行ってみると、自分が山の気に飢えていたことを感じました。
俗に言うマイナスイオンですが、やはりそれだけではないようです。
というのも、人工的な滝や噴水のそばでもマイナスイオンは発生しているはずなのですが、
そこではちっとも自分が癒されている感覚が得られないのです。
でも、地肌から染み出してくる水のそばにいると自分の中が満たされてくるのを感じます。

そのような場所でしばらく岩に腰掛けていると、
鳥達がすぐそばに来て水浴びを始めたりしてくれて、
とても多くの鳥と交流した時間になりました。



本当に動物達は無条件に私達を愛してくれます。
その姿にこちらは癒されてもいるのです。

しかし、私達人間の多くは、まだまだ無条件に彼らを愛するということに
学びを深める必要性を感じています。

最近はペットにも癒しをというのは、かなり定着してきたのかしらと、感じます。
犬の為のアロママッサージとか、害虫よけのハーブ入りの首輪とか、
様々なものを目にするようになりました。
でも、心配になる要素としてペットと癒しの両方のプロだという人が、いないことなのです。

多くの場合は、アロマならアロマのプロからのアドバイスになります。
でも、これに関する知識のベースは、人間に使用した時のものだと思うのです。
中には、ホメオパシーのようにアニマルホメオパスという独自の資格を
設けているものもあるようですが、
こうした活動をしている方のプロフィールを見ても動物に関する資格を
癒し系以外で持っている人というのを私は見たことがありません。
獣医さんが個人的にフラワー・エッセンスや、鍼、アロマを学んでいるというのは、
何人かは知ってはいるのですが、
彼らは今度癒し系の資格まで取ったというのを聞かなくなります。

人間の世界でもそうですが、西洋医学的治療とヒーリングやセラピー等の
ホリスティック医療やオルタナティブ医療の間のバランスがなかなか埋まらない気がしています。

現実問題、両方を学び習得するには、時間もお金もかかるので、
わずか百年足らずしか生きられないでいる人間には、
ここはなかなか越えられない壁なのかもしれません。

けれども、ここが融合するようになれば、
生命の癒しの可能性はとても大きく拡がるはずなのです。