心理学では、娘にとって父親がこの世で最初に接する異性であり、
父親像が異性の最低の基準になるという説があります。
私はこれを知った時、がっかりしました。
性格はおいとくとして、私の父は無駄に格好いいタイプなのです。
身長も高い、筋肉質タイプで中年太りもしなかった、
顔も「どこの俳優よ!?」と友人には言われたことがあるほどに整っています。
つまりは、この説によれば私の異性のターゲットは激狭な対象になってしまうということです。

ちなみにこの説を裏付けるかのように格好いい、顔も二枚目だった人を姉はゲットしています。
(過去形なのは予想外に太っちゃっただけですよ。)

このところのセッションでお会いしている方々のお父さん像を聞くと、
いろんな意味で驚かされます。
「お風呂上がりはパンツ一丁でした。」
「うちはフルチンでした。」
などなど・・・。


この世で最初に接する異性である父親に、娘がどんな評価を下し、
潜在意識化でそれを引きずっていても、
顕在意識では気がつかない、人間の心理の構造を理解し、
そこにある自己が作ったパターンを癒すことで、
パートナーから引き出すものさえ実は変化するのです。

まっさらなところからパートナーをみる大切さ。
その鍵を握るのもインナーチャイルドであるといってもいいと私は思います。