水曜の検査でいくつかのことが判明しました。
この一年の努力により膀胱の状態は改善されているようで、
以前あったがたがたのラインは見られなくなりかなりきれいに丸い形の膀胱になっていました。
逆流も起きませんでした。
これで当面は薬を増量する必要性はないこととなるでしょう。
ただ、以前できていた自排尿機能が衰えてしまって、
検査台にまたがった上半身を起こした姿勢では全く排泄できなくなっていました。
つまり、導尿に頼るしかない状態になっているのです。

身体って一年その機能を使わないと衰えてしまうものなのですね。


今回の地震で現地へ手伝いに行くことをあきらめた原因、
このトイレの問題について被災者達への対応も含め先生と検査の間おしゃべりしてしまいました。
自分の住んでいる地域であのような事態になったら、
やはり困るのは導尿に使う医療機器の確保です。
先生からの提案としては、まず最初に病院に駆け込んで、
体内留置形のカテーテルを入れて貰って人工膀胱を装着する。
私が子供の頃に行っていた方法です。
これは、昔でも一ヶ月はそのまま持ちますからかなり有効な手段となるでしょう。
少ないトイレの順番待ちの間に失禁してしまうなんてこともないでしょう。

もう一つの方法は、普段使い捨てているカテーテルですが、
これを洗って使い回す。
昔使われていいたゴム製と違いプラ製は耐久性が良いように思います。
とにかく一本でもいいから手元にあるならこれを洗って使い回す。

私は日常に携帯用のカテーテルを使っていますから、
これは被災した時も活用できるものです。
今回も大地震直後はこれを入れたポーチを身近に常において緊張した日々を過ごしていました。


これがないとトイレができないというのは、
これに頼った生活をしているので依存と言えなくもない状態です。
しかし、透析といった事態になる可能性を低くするための現状の対処で、
生死に関わる事態を防ぐための未病のための依存状態となります。

現代医療の複雑さや矛盾そのものが形となって現れている気がします。