割と時代は近いはずなのに、もやもやとしてあまりクリアーに見ることが出来ない前世がありました。
その時代の前後の生の明確さに比べれば、不自然なくらいでした。
そんな前世の自分が誰であるかが特定できた時、
必然的に自分に呪いがかけられていることと、
呪いをかけた相手も特定できてしまいました。

過去世で私に呪いをかけたその人とは、
実は最近結構仲良しこよししている術者です。(相手は幽霊です。)
なので、呪いの解除を本人にお願いしたら二つ返事でしてくれました。
術者は依頼を受けてしていただけで、私に個人的恨みはありませんから。


そこで改めて思うことは、優れた術者の術は死後も生き続け、
生まれ変わってなお影響を与えていたという驚くべきことに気づいたのです。

その人が私にかけた呪いは「こどもが生まれないようにすること。」でした。
実際の所、私のこの身体で子供を産むのは無茶すぎるのです。

すごいものだとひたすら感心するのみです。

現在の自分からだと、その時代の自分の血筋を残したくなかった婚家の側の人の
考えも理解できてしまうから怒る気もおきません。


とりあえず解除することができてやれやれとだけ思う自分でした。