今、日本では大きなうねりが動き始めているように、私は感じています。
それも特にテレビやマスメディアによらない生活をしている人達から。
エネルギーという観点から、ただ与えられるものを利用するだけの立場から、
自分達の意志で供給元を選び、購入に参加できるようになろうという人達が動き始めています。
これは、見方によっては市民が本当に政治に参加するチャンスです。

日本人は自分の意見を言うように育てられないできましたし、
昔から政治はお上がするもの、
武家や公家という特権階級に属する人達が行い、
庶民はこれに従うという形式の社会生活がながいので、
市民が社会を動かすという意識に欠ける傾向が見受けられます。

反核デモは、昭和三十年代にもとても熱く行われたようですが、
現代のものとはここの点において違うように思います。
今のデモは、反核を唱えつつ電気を買っているのは自分達なのだから、
自分達が購入先を選んでもいいだろうという基本的な権利の問題を問うているのです。

改めて国民のための政治という原点に戻ることが求められている気がいたします。


これはひとりひとりが社会を担っているという意識が根付いたことの現れではないでしょうか。


この反核から始まった国民の願いが実現すれば、
政治は五次元の在り方に大きく近づくことになるでしょう。
五次元では政治に参加しない人などひとりも存在しないからです。


私達はジャッジすることを手放して、
全ての共同体の利益に繋がるものを選択し直さなければなりません。
このためには、指導者をジャッジすることも手放さなければなりません。
大切なのはハートで識別すること。

現指導者が現れたとき、自分のハートは何を感じたのでしょう。
けれども、それとは別にその後に起こったことでその人をジャッジしていないでしょうか。

時にはテレビの音を消して識別したい相手の姿を見るのもいいでしょう。
マスメディアは常に情報が操作されているから、
これを聴きながら正しい識別は出来ないでしょう。

ひとりひとりが自分の力を信じ、ハートで感じたことに従って行動すれば、
間違った未来など選びようもないのです。


自分の未来を本当にその手にするのは私達自身の力です。