最近、ライトノベルが面白くって何種類か読んでいます。
1つには、主人公のタイプに幅が出てきて、
共感しやすくなったというのもあると思いますが、
一番の原因は心境の変化でしょう。
何と言っても私は以前は恋愛ものは、読まない人だったからです。

コバルト文庫は私が中学時代にすでに存在していましたが、
当時はまったく興味が持てませんでした。
写真の「破妖の剣」だけは私が20代の頃から読み始め、
最近完結に向けてラストスパートの執筆が進んでいるシリーズです。
このシリーズを手にとったきっかけは挿絵を私が好きな漫画家さんがしていたことでした。
あの人は現在は何処かで描いているのかもわからなくなりました・・・。

恋愛ものを読まない私の傾向は実はマンガにも現れていまして、
少女マンガの王道の雑誌(マーガレット、コミック、フレンド)は読んでいない人でした。
ストーリーのエッセンス程度に恋愛が絡むのはいいのですけれど、
主軸にされると読んでいてつまらなくなってしまうのでした。

多分現実の自分が恋愛沙汰とあまりに遠いところで生きていたからと
推測します。
恋愛に現実感が伴わないのでした。

現在は、そういう危機的なとも刹那的なとも言える心理状態を脱したから、
恋するへたれな男子の姿を読んでも、明るく笑い飛ばせるようになったからでしょうか。
小説の中の男性像に理想を見ることもなくなったし、もう描き手ではないから、
結構何を読んでも楽しめます。
といっても、やはり好みはあるのだと思います・・・。
特別面食いではないので、美形のオンパレードは必要ありませんが、
主人公並びに主要人物の品性にはこだわるかもしれません。


年齢にそぐわないもの読んでるかもしれないとは思いますが、
こういうものを逆に10代には読むこともなかったから、
今埋め合わせるように欲しているのかしらとも思ったりする今日この頃です。


ちなみに10代に読んで感激していた小説は、
「カモメのジョナサン」
「燃えよ剣」
「闇の左手」
とかだったと思い出すのです。