アイスがおいしい季節ですね。
といってもまず滅多に私は食べません。
写真は先日のお豆腐料理のデザート、豆乳アイスの黒蜜がけです。

温泉湯豆腐や茶碗蒸しと熱々の物も沢山いただいた後でしたので、
美味しくいただけました。
このくらいのメリハリがないと、クーラーの効いた場所ではアイスなど食べる気にもなりません。
当然部屋に引きこもっているような毎日では、食べたくもならないのです。

大体大豆は「陰」のものですので、豆腐も当然「陰」で、
豆腐料理というのは実は大抵身体を冷やす料理になります。
ですから、豆乳で作られたアイスというのは、
牛乳で作られたアイスより身体に優しい気がしますが、
冷やすものであるという点ではまったく差はありません。

冷や奴や湯豆腐に使う薬味は好みで色々あるかと思いますが、
生姜を使うのは陰陽のバランスを取る方法なのです。


私のようにベジタリアンで肉という極陰性のものを口にしないからと、
よく考えずに献立していると、
食べているのは実は陰性のものばかりになっていることもあるのです。

茄子やトマト、きゅうり、ジャガイモ、キャベツもすべて「陰」の食べ物です。
「秋茄子は嫁に食わすな」というのは、その成分が冷えを強める状態になっていることから、
生まれた優しい知恵です。
食べる上で陰陽のバランスを考えていくと、
女性に多い冷えもかなり改善されることでしょう。

暦の上では立秋を迎え残暑は厳しくとも、夜中に耳に届く虫の音は、
蝉の鳴き声から秋の虫に移り変わっています。
まだ暑いからと思わずに、献立にも季節の変化を敏感に
取り入れられてはいかがでしょうか。