前記事で書いた父のオレオレ詐欺に遭うようなうかつさ、
しかもそのために借金までしたという話に、
私としては感謝も感動するよりも、怒るだけで、
私から見る父というのは「親なのになんて未熟な人なのか。」という思いに囚われがちです。

けれど、生まれを考えたらこれは実は当たり前のことなのです。
何故なら私はライフバースナンバーが「9」の人なので、
古い魂の持ち主であることが確実です。
しかも「99」の人でもあるので、
このようなとんでもない数字を持って生まれてくるには、
そうとう古い魂の持ち主と言えます。
この私から見れば、ほとんど大抵の人は、
自分よりも若い魂の持ち主なのです。

古い魂というのは、過去世を多くもつ経験値の高い魂をいいます。
「9」は十進法の最後の数なので、1から8までのすべてをすでに経験してきた人という、
考えがあります。
若い魂の人は、経験値の少なさゆえに融通のきかない頑固で、
我慢強さにも欠ける面を持っているのです。

私の父は、時代的にあまり誕生日を正確に届けていない頃の生まれの人なので、
戸籍にある誕生日が本当の生まれとは限りません。
戸籍を信じるなら「4」の人ですが、
占いをする人達からは、それは届けた日とかで正確なものではないと言われてしまう人です。
たとえ「4」であってもなくても前述の理由から、
子供である私から見て「なんて未熟な人」と、見えてしまう親子関係なのです。


子供の私のほうが経験値が高いために、
我が家の親子関係はどうしても理想的な親子関係とはいきません。
親が権威を持つ立場になりにくいのです。
私は自分がこのような仕事について、
数秘術のことや、前世のこと、カウンセリング的なことや癒しを学んだので、
これがくつがえしようのないこととして、
受け入れたら、
父のことも「しょうがない」と、受け入れやすくなりました。
きっと、以前の私なら、なんて馬鹿やっているのと怒るだけで、
父の私への愛情がその行動にあるという面には気づかなかったと思います。

変えられないものをそのままに、
受け入れることができたので、
腹の立つことは相変わらずあったとしても、
父への憎しみはなくなり苦笑いで現実とも折り合いがつくようになった私です。


親子での葛藤がある時、
とても多いケースとしてこのような、
実際年齢と魂の年齢の逆転が見られるのです。