昨日は父の内視鏡検査の付き添いで朝から病院へ行ってきました。
父が一年前から癌治療のためにお世話になっているのは、
私が生まれた病院です。
もっとも父はそんなことすっかり忘れていました。
男親ってこれだから子供に対する感情が稀薄に思えるのですよね。
姉は夜中に「ドバイについた。」と、メッセージが入りました。(一応仕事絡みで行っています。)

1年前は、私の誕生日に父の手術前の内視鏡検査に付き添い、
朝から夕方までかかった検査でした。
今年も同じくらい時間がかかるのかと覚悟して、
前日に自分への息抜きとして思い立って映画を観てきました。

「君の名は」です。

ネタバレは、私も基本好きではないので、
そこは回避したいところです。

お話はよくある男女の入れ替わりから始まるのですが、
それに彗星の存在が大きな影響をもたらしています。

入れ替わった二人は作中で、
意識することなく涙を流すシーンがあるのですが、
観ている私も気づくと涙を流していることが数度あり、
心の深い部分を揺さぶられていることに気づきます。

お話のなかには、主人公の二人が前世で知り合いだったなんてことは一切出てきません。
でも、あの二人の繋がりの深さを考えると、
ソウルメイトぽくもあり、
求心力の強さはツインフレームのようにも見えるのです。


前世の記憶は通常潜在意識のなかに埋もれています。
ですから顕在意識からはそれを意識的に知るのは難しく、
瞑想状態等に入らないと、なかなか引き出しにくいのです。
ここでいう瞑想状態とは、脳からθ波が出ているような深いリラックス状態をいい、
この時脳は右脳と左脳の活動バランスが取れている必要があります。
つまり、左脳だけ発達していても、右脳だけ発達していてもこの状態には、
近づくのが難しいのです。

私達は眠っている時は、全ての人と繋がっていると言われています。
全ての人と繋がっているということは当然、自己のツインフレームとも繋がっている時間なのです。
眠りから目覚めて、日常への意識の移行に抵抗がある人は、
起きている間の日常のなかにツインフレームとの繋がりが少ない人なのかもしれません。
繋がっていると言ってもこの時、ツインフレームも同時に眠っている必要はありません。
何故なら、私達人間は多次元存在だからです。
今ここにいる自分と高次な自分(ハイアーセルフという)そういうのが重なり合っているのが、
私達人間なのです。

前述の右脳と左脳のバランスの取れたアートマン(覚者)になると、
様々な境界が無くなっていくので、
潜在意識の情報も引き出しやすく、ハイアーセルフとの連携も可能になるのです。


起きている自分と眠っている自分、ここの境界は望んでも欲しても、
実際の行動を伴わなければ無くならないものでもあるのです。
「君の名は」の二人のように・・・。


前日に自分へのご褒美を先渡しした私ですが、
出掛けたことで大好きな「陰陽師」の新刊をゲットし、
これを読みながら待っていた検査の付き添いは、意外にも午前中で終わりました。
検査のために前夜から食事抜きだった父の食事に付き合った後、
自宅まで送り届けて、私は帰宅したのでした。