エネルギーブロックを外すエッセンスを飲み出したら、
急に思い出したことがありました。
あれは多分小学校六年生の時だったと思う。

私は昇降口の壁に向かってボールを投げてぶつかって帰ってくるボールを受け取ることを
同級生と話しながら繰り返していました。
そこに通りかかった男性教師に注意されたのです。
「止めろ、壁の汚れは落ちないんだぞ。」と。
私はそこで思わず反論してしまったのです。
「消しゴムで落ちます。」
そういうお掃除番組をテレビで見て知っていたからでしたが、
これに対して先生は「ならやってみせろ。」というので、
近くに置いてあった鞄から消しゴムを取り出し、実際に落として見せたら、
その先生の逆鱗に触れ、私は壁にたたきつけられました。

その後私は壁の汚れを全部落とすように言われました。
その場にいた同級生達も、
「いつも自分もしていたことだから・・・。」と、
汚れを落とすことをみんな協力してくれました。

手が届く範囲はすべてみんなできれいにした後、その先生に報告をしました。
きれいになった壁を見ながら、汚したら落とせばいいという問題ではないと言うことと、
先生も少し怒り方が行き過ぎだったと詫びてくれました。


思い出すといろいろ考えるものが出てくるエピソードでした。
その先生は、私達の学年は受け持っていないから、
顔と名前くらいしか私は知りませんでした。
今ではどちらも思い出せません。
壁に叩きつけられたと言っても、
顔が歪むほどのことはなかったから、
あれで実はちゃんとセーブしていたんだなぁとか、
現代だったらモンスターペアレントの餌食になるタイプだねとか、
やはり、社会全体に反映してしまっているパターン化してるとか・・・です。

私にとってよく知らない目上の男性は、どうやら敵なのでした。
ちなみに父が絶対手を上げない人でしたから、
親しくなる男性には手を上げるような感情的なタイプは私のそばにはいません。