先日、私が依頼を受けて送ったフラワーエッセンスが家族に見つかり、
取り上げられた上廃棄されたと、クライアントの方から連絡をいただきました。
ご本人はシリアスに落ち込んでいらっしゃいましたが、
私は思わず「おめでとうございます。」と返事を返してしまいました。


さて、何故「おめでとうございます。」なのか、
ご理解いただけますでしょうか。
これは、ヒーリングを続けてきた結果の好転反応が家族に現れたケースだからです。

ヒーリングを続け霊的に自己の責任を取る生き方を誰かが始めようとすると、
それまでその人が帰属していた集団は、エネルギーが変わることに抵抗をみせることがあります。
特に、自分達は問題がないと思っている相手は反発をしてくることも・・・。

反発をみせる集団が会社や学校などの自分の選択次第で変えられるものなら、
ここで方向転換するのもひとつの方法でしょう。
私の場合は迷わず退職しました。

しかし、家族となると選び直しはきかない相手ですのでそうはいきません。
ですから、このような変化の過程において、
周りの人とのコミュニケーションは必要不可欠なのです。
どこを自分は問題と感じているのか、
どのように変えていきたいのかなどは、
本来関わる人々と相談して軌道修正していくことの必要なものでもあります。
何故なら、自分が問題と感じていることと、
周りが問題視しているものは一致するものとは限らず、
それぞれの勝手な思い込みのこともあれば、
本当の問題から集団全員が目をそらしていることもあるのです。
他者と話し合うことで問題を客観視することが出来るようになるのは、
大切なことです。


また、こうしたケースは家族ぐるみの依存のパターンを断ち切ることの難しさも表しています。
私は幸にも父を突き放すことが、依存の改善として成功したわけですが、
このように無理矢理関係を断ち切ろうとすると、
依存関係にある相手は、そこからエネルギーを得ているので、
自分のエネルギー源と切り離されたショックで死に至ることも有り得ます。
依存の強いケースは時間を掛けて離れていくようにしていくことも必要なのです。


好転反応というと、自分にのみ現れるものと誤解されている人もいらっしゃいますが、
身近な人々の態度や反応として現れるケースもあるのです。