東京は絶賛梅雨入り中です。
この雨の中、会津に住む伯父が上京し、新居に立ち寄ってくれました。
それで列車の中の伯父のお昼ご飯代わりだったというゆべしの残りを食べながら、
これを書いています。

ゆべしは、胡桃ゆべしの餡の入っていないのが私は好きです。
久々に福島の味だと実感します。

でも、こういう甘いものは食べ過ぎると冷えに繋がります。
ゆべしはもち米から作られ醤油が入っているので、
冷えとりの観点から見ればバランスのよい食べ物ではありますが、
それでも食べ過ぎは内臓に負担がかかり、結局冷えに繋がっていきます。

冷えとりは、季節に合わせた食生活が大事で、
これはマクロビとも共通する考えです。
その根拠は五臓の活動と季節は密接な関係があるというもの。
立夏の土用が過ぎた現在は「夏」ですが、
夏は心臓の毒出しが活発になる季節です。
これまでに溜まった毒が廻り廻って心臓から排出されるわけです。

私の夏が苦手は、実は蒸し暑さに弱いのだと、昔インド旅行中に実感しました。
日本よりも暑い国でしたが湿気がないので、終始元気に過ごせたからです。
この湿気に弱い臓器は、消化器なのです。
消化器は毒がたまると腎臓を責めたり、心臓に助けてもらおうとするのですが、
夏の間は心臓が毒出しするので、心臓は助けてくれません。

五行の相関図によるこうした関係を知っていくと、
私が度々夏に腎盂炎を起こして死にかけていた理由がはっきりと理解できます。


夏に良く食べる素麺や冷や麦、よく飲まれる麦茶、
これは麦が肝臓を助ける食材で、
肝臓は五行でいうと心臓を助ける存在です。
肝臓の働きを良くすることで心臓のサポートをしている
昔からの生活の知恵なのですね。
私は子供の頃から麦茶はあまり飲まないのですが、
(母が麦茶を煮出すのをめんどうくさがった、父も母もコーヒー党だったのが理由)
ご飯に麦を多めに入れて炊くことでバランスを取ろうかと考えています。