片親が不在の家で育ったり、何らかの機能不全のある家庭で育つと、
こどもは規範とするべき親モデルを完成させることが出来ないことがあります。

例えば、私の生家の場合、
母の稼ぎが転職を繰り返す父の倍というのを私は知っていました。
母は家庭的な人でしたので、小さい頃の姉と私の服は大抵母の手作りです。
家事もこなす人でしたが、
私の潜在意識においては、どうやら母が父親役も兼ねてしまっていたようです。
つまり、私は規範とするべき父親モデル(男性性)を完成させることが出来ていなかったのです。

これを私に気づかせてくれたのが、オーラソーマのボトルでした。
オーラソーマのボトルには、インナー・チャイルドを癒す効果のあるものが数本
存在していますが、
それらを使っても明らかにインナー・チャイルドに問題のあるはずの私に
あまり効果が現れませんでした。
何故なのかと思っていたら、57番を使うことで理解が得られました。
57番は、写真の58番の上下逆パターン、
私のように母が父親の役割を兼ねてしまったような、
より複雑なエネルギーパターンの
家庭で育った子供を癒すインナー・チャイルドボトルなのです。

心理的な影響として、両親との関係性が全ての人間関係の基礎になります。
これにより、女性がより良い男性との関係性を持ちたいなら、
父親とのことを癒すとよくなるのですが、
私のような場合は、父親とのことだけを癒しても父が父親モデルになっていないので、
自己のなかでの男性性を完成することにはならないのです。
私のなかの男性性を完成させるためには、
母とのことをも癒さねばならないのです。
そして、もちろん女性性の完成のためにも母とのことを癒さねばなりません。

私は19の春に母を亡くしたので、すでに直接関わることがないため、
インナー・チャイルドの癒やしポイントとして
母を意識するのがおざなりになりがちでしたが、
自己の父親モデルを癒し、男性性を完成させて、
女性性と男性性のバランスの取れた人間を目指すためには、
母とのことをこそ癒す必要があったのです。