私が自分の親との関係性に悩んだ人であったせいか、
私の所にくるクライアントには親と子の葛藤を抱えた人が多いです。
このような人達のバースデーナンバーを見ると、
親の数字が小さくて子供の数字が大きかったりします。

数秘学では、1から5あたりの数字の持ち主は、
魂の経験のまだ浅い存在との見方があります。
私などは十進法での最後の数字9ですから、
全てを経験してきた魂という見解もあるのです。

こうした考え方から親子を観ると、
親の方が魂としての経験が浅く、子供であるはずの子が、
じゅうぶんに経験を重ねてきた魂の持ち主ということもあるのです。

このような場合、子供は親であるその人達が自分よりも子供ぽい人達に、
感じてしまうことがしばしばあるのです。
よって、親に対してなかなか尊敬の念をもてなかったりして、
親をバカにするつもりはなくても、
素直に親のいうことに従えない気持ちにもなりやすく、
反抗や葛藤を抱え込む事態が発生しやすいのです。


残念ながら、生まれは変えられないもののひとつですから、
これはひっくり返すことは出来ません。
解決法としては、子供側が真に大人になって達観できるようになるか、
親側が子の人間性を尊重することを大切にするようになれば、
ぶつかり合いも減ることでしょう。

このような相性で生まれてきた人は、ぶつかり合うことも学びであると知ることが、
気持ちに気楽さを生み出すかもしれません。