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生と性のトラウマ その1 [人生のハンデ]

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占星術においてバースチャートという生まれた時の天体の配置図における
個人の性質への影響は大きい。
しかし、この惑星の読み方も占星術家で違いがあり、
なかなか興味深いものがあったりします。
以前にも少し書いた覚えがあると思いますが、
私は1ハウスに殆どの惑星が集中していてそのオポジッション(180度)に土星とカイロンが位置しています。
カイロンは最近では正式に惑星ではなく彗星の扱いになりましたが、
主要惑星とハードアスペクトをつくる存在を読むのか、無視するのかは、
大きな違いを生むでしょう。
このカイロンと土星の外側にある惑星がつくる角度は長期間にわたるものなので、
バースチャートを自分で知らなくても当てはまるものも出てきます。

例えば天王星とカイロンは1952~1989年の間、オポジッションにあったのです。
この期間に生まれている人の世代的なものとして、
必要以上に個性的であろうとしてしまうか、
集団からはじき出される生贄的な存在になることへの恐怖を持っているかもしれません。
私は1964年生まれですのでここに入ります。
私は前者の方向性が強いと自覚しています。
ただ私の場合は、ここに太陽や月、土星もハードアスペクトを作っていますので、
個人的なものとしてもこの性質が現れるようになり、
実は冥王星もオポジッションになっているので、
「エロス(性)とタナトス(死)」に関する傷というものも絡んできます。
※心理占星学入門より

これを象徴するかのごとく、私は何度自分が死にかけたかを覚えていません。
乳児の段階で、水ぼうそうやはしかになった私は、
病院とは切っても切れない人生をスタートさせている。
そして、物心ついた後も繰り返される腎盂炎で、家族は何度も医師から
「今夜が峠です」の宣告を受けていたらしいが、私本人は、
いつでも記憶は熱の出始めであり、次に意識を取り戻す時は峠を越えた後だから
何も記憶には残っていないのです。
このことで花カードを引いてみると出てきたのは、
バルガとメニーヘッドドライアンドラでした。
曰く、生きるために戦うことを放棄している状態らしい。

三歳の時に先天性の病名が診断され、
絶望の淵に落とされても、親もそれぞれショックを受けているから、
私へのそのことへの配慮など回るはずもなかった。
二分脊椎症は、診察はおもに泌尿器科にかかることになります。
私の時代ですと、導尿は体内留置型ですので、
診察日に新しいものに取り換えてもらうかたちでしたので、
診察の時は常に医師や看護婦さん達に下半身をさらすことになります。
そして、一年に一回はレントゲン撮影を含む精密検査を受けるのですが、
それほど多くはいない貴重な医学的サンプルなので、
検査の日には技師以外の見学の医師が何人もいたのを覚えています。
この時は全裸で撮影台に横たわるのです。

小さい頃には抵抗はなくても、私の国立小児病院への通院が終了になる五年生には、
羞恥心もすでにあります。
いつから、抵抗の心が出始めたかは記憶は定かではありませんが、
五年生の時の精密検査で全裸にならなければならなかったのは、苦痛だったのを覚えています。



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コメント 4

Zoffy

自己探求への深い洞察には、いつもながら感心させられます。
自分も同様のことをしているのですが、ブログ記事にする意味を感じられなくなったので、あまり書かなくなって来ているのですが・・・(^^;
by Zoffy (2011-02-27 00:29) 

A・ラファエル

Zoffyさん

それは自分自身のブログを書くことの意義に関わっているのでしょう。
私は目的がはっきりしているので、ぶれずに書き続けていられるのです。
by A・ラファエル (2011-02-27 01:25) 

ruriy

私たちのような職業において、カイロンの位置とアスペクトはとても重要になります。
カイロンのアスペクトは、ハード・ソフトに関わらず、
タイトなアスペクトを持っていると、個人の人生に影響を及ぼしてくる場合があるようです。
最近になってカイロンの意味もいろいろ増えているようですよ。
by ruriy (2011-02-27 11:47) 

A・ラファエル

ruriyさん

確かに私達の職業において、「傷ついたヒーラー」という意味を持つ
カイロンは無視できない存在ですね。
最近の意味も興味深々です。
by A・ラファエル (2011-02-27 12:05) 

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