ブルーの石

先日アップしたブルートパーズは、非加熱な完全ナチュラルな石です。
クリスタルの中には加熱することで色を変容させたり濃くしたりするものがあるので、
こうした加工で石のグレードを上げているというのは、普通に行われています。
このような石でも特別な表示はされません。
特にブルーの石は加熱によって色揚げされているのが多く、
典型的なのがブルートパーズやアクアマリンです。
着色されて販売されているのがハウライトトルコやブルーアゲート、シーブルーカルセドニーです。
ナチュラルで青い石というのは、実はあまり多くはありませんし、
色も鮮やかなものは少ないのが石の世界です。

宝石店で見かける、石は大きくて値段が安いブルートパーズは、
ほとんど加熱加工されたものと思っていいと思います。
ナチュラルで色の濃いものは、滅多に出ないのでお値段が全然違います。

過去ログ宝石ヒーリングコラムでも書いていますが、
加熱などの加工をしていても、もとは人造石ではありませんので
天然石であるとして、販売されるのが通常です。
意外に販売している側にもこうした知識はなく、
正確なことを知らないまま売られているケースも少なくはありません。
買う側も目的に合わせて知識と注意が必要な状態なのです。

タグ：天然石の加工

コメント 10

食べ物同様、何らかの処理をしたら表示をする事が、宝石類にも必要な時代に
なったのでしょうね。
実際問題、わかる人にはわかりますからね。
その辺で敏感になれる事が、成長の為には重要なんでしょうね。

昨日の写真はブルートパーズだとは気づかず、単にきれいな石だなぁと思って見ていました。
by tsworking (2010-04-11 22:41) 

tsworkingさん

鉱物収集家と宝石愛好家、ヒーリング関係は
それぞれ石に対する見解が違います。

鉱物の王国を受け入れている人は、
石と会話ができるので表示がなくてもわかるでしょう。
これは、霊的成長(アセンション)のための必要条件です。
by A・ラファエル (2010-04-11 23:15) 

なるほどですね。
私は単に品質を明示すると言う意味で必要かなと思っていた次第です。
by tsworking (2010-04-11 23:32) 

確かに、ブルートパーズってもっと鮮やかな水色、という
イメージがありました。
私は、加工された石よりも原石のほうが好きです。

青い石といえば、ラピスラズリは鮮やかな青（瑠璃色）のものが
多いですが、あれももしかして加工されているものが多いのかな？
とふと思いました。
私も表示がなくてもわかる人になりたいです。
by みぃ (2010-04-12 08:49) 

tsworkingさん

品質という観点からだと価値観が違いすぎるので、
難しいところだと思います。


みぃさん

ラピスの青紫は自然な色です。
植物もそうなのですが自然界の青は、紫が入った青になりやすいです。
ラピスは照りを出すために油を滲みこませている物がありますが、
着色はされていません。
by A・ラファエル (2010-04-12 09:33) 

どんな分野でも、ある程度の自分の知識が必要な時代になっていますね。
人任せではダメということなんでしょうね。
by ruriy (2010-04-12 10:57) 

ruriyさん

その意味では自分の精度を磨く時代なのかもしれませんね。
by A・ラファエル (2010-04-12 11:10) 

今日の記事と合わせて読んで、
自分の持っている「アクアオーラ」という石が
思いっきり加工品だということに気付きました。
（ラピスよりこちらが問題だったようです・汗）

知識、必要ですね。
by みぃ (2010-04-12 16:26) 

青い石を探していてブルーオブジディアンという石を買いましたが、何も感じません；
身につける前に見分けられるようになりたいです。
by coro (2010-04-12 18:32) 

みぃさん

はい、アクアオーラは加工品です。
でも、色に惹かれたのなら色のパワーをそこから引き出すことは可能でしょう。
石のパワーになると微妙なところです。


coroさん

そもそもオブシディアンというのは、天然のガラスです。
ガラスは石英という石を溶かし精製します。
石英が結晶化したものが水晶です。
つまり自然の中で石英が溶けてその中に他の物質も入り込んで凝固したのが
オブシディアンなのです。
石は、なるべく手にとって感じるパワーで選ぶことをお勧めします。
by A・ラファエル (2010-04-12 21:59)