死別-癒されることを拒む人達- [ヒーリング]
私はこのブログの中で繰り返し訴えています。
「自分を幸せにできるのは自分だけ」
「あなただけが真実自分を赦せるのです」と。
この自分を幸せにすることを無意識に拒んでしまうケースに、
愛する人との死別があります。
とても多くの人が愛する人が亡くなってしまった後、
すぐに自分が目の前の状況から楽になることに抵抗するのです。
時には、楽になることに罪悪感をもつ人すらいます。
悲しみの状態に自分をとどめておくことが死者への愛であると思い込んでいる方も
沢山いらっしゃいます。
今年、東日本は歴史的にも稀に見る悲劇を経験しました。
多くの人が抵抗も出来ない愛する人との別れを経験されています。
体験された人達のその後の状況は、
予想できたことですがPTSDに悩まされている人が少なくありません。
しかし、私は別段忙しくはなっていません。
私の同業者の知り合い達も支援のための活動に忙しくしている人達はいるけれど、
仕事そのものが忙しくなったというのは耳にしていません。
癒しを必要としている人々が明らかに溢れかえっているのにです。
これは、真実の癒しがいかなるものかの認知度が低いことと、
前述のように渦中にある人達が自分が癒されることを自分に赦していないことが
大きいと思うのです。
今回のように、地域全体で大勢が一緒に悲劇を体験すると、
周りもこれに耐えているから自分も耐えることで乗り越えようとされるのです。
しかし、どれほどの時間がかかってもこれは癒しではありません。
癒しは傷ついた本人が自分が癒されてもいいと、 自分を赦すことから始まるのです。
救えなかった事に対する罪悪感というのは、確かに残ると思います。
その罪悪感を他の意味に転換出来るのは、自分だけだということですね、確かに。
by ぞぴー (2011-12-04 07:14)
ぞぴーさん
はい、そうです。
by A・ラファエル (2011-12-04 10:02)
癒されるのを拒む。
悲しんでいることがなくなった方を忘れないでいる方法。
そうですね。
ほんとにそうですね。
文章にすると理解しやすい。
わたしだってその傾向にあります。
そこに到達するには、個人それぞれ時間がいることなのでしょうね。
by カエル (2011-12-07 10:39)
カエルさん
時間が必要と思うか、すぐに行動を起こすかも、
個人個人で違います。
国や宗教が違えば、「死」は、お祝いであることもあるからです。
どのような死生観を持つかでも違いが出てくることなのです。
つまりこのことは、マインドが決定している事項なのです。
ハートが傷ついたままを選んでいるわけではありません。
by A・ラファエル (2011-12-07 15:36)
なかなか時間が掛かるものですね・・・。
by ぞぴー (2012-01-03 16:02)
ぞぴーさん
感じている悲しみを外に向かって表現しない人ほど、
手放すのに時間がかかります。
by A・ラファエル (2012-01-03 23:22)