治療者の抱えるカルマ [カルマ]
ヒーラーやセラピストがクライアントのもつ苦しみを軽減しようと、
相手の問題を自分に肩代わりさせることがあります。
この場合、クライアントは楽になり癒された感がありますけれど、
その問題をつくっているエネルギーは治療者に移動しただけですので消えてはいません。
こうして我知らずクライアントのものを引き受けていき続けると、
大抵の場合、治療者は太っていくか、腎臓を患うことになります。
最悪自分の寿命を削っていくことも有り得るわけです。
これは自分で消化しきれない、濾過できないエネルギーが
肉体に与える影響の表れなのです。
セラピスト仲閒を観ていて私が一番不思議に思ったのは、
「これをするしかない」という感じで癒しの仕事についている人が多いことでした。
何故、そうなのかが私には理解できませんでした。
私は自分がなりたいと思ってこの仕事を始めたわけではなく、
自分に出来ることを仕事にしたら、それが「癒し」だったのです。
昔、私の在り方はクライアントに対して「失礼だ」と言われたこともあります。
しかし、何が失礼なのか未だに理解できません。
悩み苦しんでいる人に対し、出来うるサポートを提供する、
クライアントに向き合っている時間はその人のことしか考えていません。
その癒しに興味を持った切欠が自分の癒しからにあって、何故失礼なのでしょう。
いま、健康な人なら病いを治せるというわけでもないのに・・・。
前世で「癒し」を仕事にしていた人が今生でも「癒し」の仕事を選ぶ。
このようなことは、実は良くあるようです。
魂は学ぶべきテーマを持って生まれ変わっているからです。
ここから観てみると、前世の時に肩代わりした荷物を元の持ち主に戻すことが、
エネルギー的には行われているようです。
そして、この作業のために「癒し」を使っている人達がいるのです。
肩代わりしていたカルマを元の持ち主に戻すことは、
それぞれの魂の成長のためには必要不可避なことです。
癒しを行うことが、カルマの解消になるわけでも、罪滅ぼしでも何でもなく、
無私の奉仕からできるようになれるのがベストなのかもしれません。
ヒーリングやセラピーでも、そのような事があるんですね。
除霊や浄霊などでは、施法者に掛かる霊的負荷について、あまり認識がされていないかも知れません。
それゆえ、施法者が浄霊を行うのではなく、本人自身で浄霊を出来るようになってもらうのが、一番の解決策だと思います。
by ぞぴー (2012-07-27 20:51)
ぞぴーさん
霊能者が引き受ける霊的なものは、家系で引き継ぐことが多いですね。
その典型が、霊能者の家系に現れる脚や目の不自由な者だと、
いうことを本で読みましたが、これは納得できる話です。
ヒーリングをしているとクライアントの不調の原因が霊であることは、
私の場合、珍しくありません。
私もやり方を教えることで本人に対処させるのがほとんどです。
by A・ラファエル (2012-07-28 08:22)