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灯台もと暗し [ヒーリング]

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前回のエドの話を書いている時、私は何故か泣けてしょうがなかった。
確かにエドが死んだ後ペット・ロスにもなり、
不安神経症的な症状もでたりして、その死は大きなショックを私にもたらしました。

しかし、その後のグロネンダールの「ソニア」の存在や、
様々なヒーリング・ワークですでに感謝の気持ちはあっても悲しみはないに等しい。
なのに何故こんなにまだ泣けるのかと自分で自分に驚いていました。
それで、ブログを書き終えた後、ハイアー・セルフに確認を取ってみました。
「私はまだエドの死を悲しんでいるのか、このこと癒されていないのでしょうか?」と。
答えは「NO!」でした。

実は癒されていないのは、エドが私を支えていてくれた時間の方でした。

「人生の一番辛いとき」と、一言で済ませていますが、
私はあの時期に発狂しそうな餓えを経験したりしながら、
父親のもたらす依存的借金地獄と戦っていたのです。
私が普通に働いてしまうと、その稼ぎは全部生活のため、
父がつくった借金の返済にあてられることになるだろうから、
意地でもフルタイムの仕事には就かず、
出版社への持ち込みと投稿作を描くために、
昼2時間、夜2時間の睡眠時間で漫画を描き続けたりして、
一日一枚のサンドイッチ用の食パンをかじる日々を続けたりしていたのです。
大人二人が雑費も含めて一月2万で暮らすなんて、
無茶ぶりを半年も続けたりしたのですから・・・。

何故こんなことになっていたかと言えば、私が母の保険金の受取人だったからなのです。
父には、私にはお金があるのだから何とかしてくれるだろうという甘えがあったのです。
けれども、母その二がこのような事態は予測していたから、
私の手元にはそのお金はなかったのです。
もともと、生前の母が父の作り続ける借金の返済をサポートし続けた
「愛しすぎる女」の典型でしたから、
父は自分ひとりで責任を取るということが学べていなかったのです。

現在は、娘二人の頑固な非協力的態度で、
自分のしでかしたことは自分でけりをつけることが、
大分学べてきたようです。
相変わらずお金の管理には甘いところがあるようですけれどね。

癒しが必要な部分が明確になったので、
早速、天使とマスターにヒーリングをお願いしました。
ヒーリングにおいて久しぶりに涙が流れました。
エネルギーを変えるだけでは癒せないものがここには残っていたのです。

食べるものも買えないほどの貧困、
話せる相手もいない孤独、
父の脅しまがいの要求を拒み続ける毎日、
自分の才能に対する絶望・・・、

20代の自分をこうして振り返ってみると、
いい思い出が何かあっただろうかと思えるくらいの日々です。


これまで、インナー・チャイルドにばかり気をとられていたけれど、
大人になってから経験した日々にこそ私は癒しが必要だったのかもしれません。


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