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幸運に肖る [ヒーリング]

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近頃の風潮に、すごく気になることがあります。
「運のいい人と付き合え」
という言葉をかなり多く目にすることです。

運気のよい人と付き合うとこちらの運気もあがるということで、
逆によくない状態の人は、はっきり遠ざけろといっているのもあります。
風水や開運系の本などで、よく見掛けるようになりました。

呆れかえるばかりです。


昔から幸運に肖る(あやかる)という言葉があるように、
運のいい人のそばにいることで、こちらにもよい運が流れる現象があるのは知られています。
それを強調しているともとれますが、
最近のは、損得勘定で相手からよい気だけをもらうという発想が根底に見えます。
なんだか、浅ましいですね。

それで、改めてバーバラ・アン・ブレナン女史の「光の手」を開いて、
人間のエネルギー的タイプの項を読み直してみれば、
他者から常にエネルギーを奪う型を『口唇人格』と、分類しているのですが、
このタイプの人は、まだ人格発達の途中のある時期に親に捨てられた、
もしくは親との別離を経験した場合に形成され、
早くに自立しなければならなかった者なのです。
本当の意味で満たされることを知らない人達なので、常に内側が枯渇しています。
そして、捨てられた経験があるから、与えられたものを受け取るのではなく、
自分からは求めず、奪う形でのみ満たそうとしているのです。

現代にこのタイプが多いのかと、うんざりしました。


親としては子供が早く手がかからなくなるのは有り難いことのように思えるかもしれませんが、
それはやはり、エネルギー人格の形成には歪みをもたらすのです。
昔よりも簡単に離婚する人が増えたことの弊害のひとつとも言えるかもしれません。
しかし、親が離婚していなくても、子供にとって親に見捨てられたと思われる体験があれば、
このタイプになり得ます。

このヴァンパイヤ体質の人は、他者から奪う形でしか自分を充足させられないので、
恋人も他人の相手を欲しがるのです。
自分がその人自身を欲しているわけでもないのに・・・。


このタイプの人が沢山いるのは仕方ないとして、
こういう人達が自分が癒される必要があることに早く気がつくことを祈るばかりです。


私は運のいい人とだけ付き合おうとは、考えたこともありません。
仕事柄、何かうまくいかなくて苦しんでいる人達と接するのが当たり前だからです。
でも、こういう人達と接しているから、自分の運気が下がるという体験もしたことはありません。
不運に苦しんでいる人から不運をもらうとしたら、
あなたは自分がドラキュラ的な『口唇』タイプであることに気がつきましょう。
これは、あなたのオーラが自分が好むと好まざるとに関わらず、
他者からエネルギーを奪って生きているタイプなのです。

そしてこれは、適切なヒーリングによってのみ変えていくことが出来るのです。
タグ:開運
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